東京女子プロレスは6日、東京・後楽園ホールで「YES! WONDERLAND ’24」を開催し、メインのプリンセス・オブ・プリンセス選手権は王者の渡辺未詩が挑戦者の中島翔子を21分11秒、ティアドロップで下し初防衛に成功した。

 3月の両国国技館大会で「絶対的エース」山下実優を下して手に入れた頂点のベルトを手放すわけにはいかなかった。渡辺は、山下と同じ旗揚げ初期メンバー、中島の厳しい首攻めにペースを握られ苦戦。得意のジャイアントスイングも途中で首をつかまれ、無人在来線固め(変形ゆりかもめ)で引きずり込まれてしまう。絶体絶命のピンチもコーナーに登った中島を掴むやぶっこ抜いての高速ジャイアントスイングで大逆転。ダブルアームDDTも止めてダブルスレッジハンマーを叩きつけるとレーザービーム(オーバーハンドチョップ)からティアドロップで勝利した。

 試合後、王者は「どんどん東京女子プロレスを大きくしていきたいし、もっともっとチャンピオンとして成長していけるように頑張りたい」とリング上で呼びかけた。次の防衛戦に関しても「はっきり思い浮かんでないんですけど、自分が成長できる相手は自分が想像もしてないような相手かもしれない。来次第、ウェルカム系です」と誰の挑戦でも受ける構えを見せた。