◇セ・リーグ 巨人―ヤクルト(2024年5月12日 神宮)

 巨人の坂本勇人内野手(35)が12日のヤクルト戦(神宮)で6回に右前打を放ち、自身の現役最多記録を更新する通算2351安打目をマーク。“打撃の神様”と呼ばれたレジェンド、川上哲治(巨人)のNPB歴代13位記録へついに並んだ。

 これで、NPB史上唯一3度の3冠王に輝いた落合博満(日本ハム)の通算2371安打まで「あと20」。“ミスタープロ野球”長嶋茂雄(巨人)の通算2471安打までは「あと120」となっている。

 坂本は「5番・三塁」に入り、5試合連続で先発出場。6回の第3打席で相手先発右腕・サイスニードの2球目カットボールを右前打とした。0―0のまま迎えたこの回、2死から主砲・岡本和真内野手(27)が2戦連発3本目となる先制の8号ソロ。目の前でそれを見届け、すぐさま続いた。

 3試合連続無安打だった坂本にとっては、これが4試合16打席ぶりの安打となる。

 【NPB通算安打ランキング】

1位 張本 勲(ロッテ) 3085

2位 野村 克也(西武) 2901

3位 王 貞治(巨人) 2786

4位 門田 博光(ダイエー) 2566

5位 衣笠 祥雄(広島) 2543

5位 福本 豊(阪急) 2543

7位 金本 知憲(阪神) 2539

8位 立浪 和義(中日) 2480

9位 長嶋 茂雄(巨人) 2471

10位 土井 正博(西武) 2452

11位 石井 琢朗(広島) 2432

12位 落合 博満(日本ハム) 2371

13位 川上 哲治(巨人) 2351

13位 坂本 勇人(巨人) 2351

15位 山本 浩二(広島) 2339

※所属は最終、現役は坂本のみ