◇セ・リーグ ヤクルト3ー1巨人(2024年5月12日 神宮)

 ヤクルトの長岡秀樹内野手(22)が12日、巨人戦(神宮)に「2番・遊撃」で先発出場。連続打数安打を7に伸ばした。

 初回の第1打席で左翼線へ二塁打を放つと、3回に左前打、5回に左前打とし、2日連続の猛打賞をマーク。7回は投犠打、8回には右前適時打でダメ押し点。連続試合安打を7まで伸ばした。11日の同カードでは中安打、右本塁打、三犠打、左安打で3打数3安打としていた。

 連続打数安打の球団最多はマニエルが78年に記録した「10」。村上宗隆は22年に9打数連続安打としている。8打数連続安打は18年の山田哲人、05年のリグスなど4人が達成しており、長岡が次戦14日の広島戦(松山)で継続すれば、球団3位タイの記録となる。

 長岡はヒーローインタビューに登場。2番起用について「いつもと変わらず自分のバッティングをして、後ろにつなぐ意識で入っていた」と平常心だったことを強調。7打数連続安打にも「1打席1打席、大切にいっているので、良い結果がついてきて良かったと思う」と淡々と振り返った。

 母の日のこの日はピンクのバット、打撃用手袋、スパイクを使用。「小さい頃から何不自由なくここまで育てていただいて、まだありがとうと言えてないので、このあと帰ったらちゃんとありがとうと言いたい」と締めくくった。