卓球の「ITTFワールドカップ2024」は決勝トーナメント1回戦が18日に行われ、張本美和(木下グループ)は王芸迪(中国)と対戦。4−1で勝利しベスト8進出を決めた。

■壮絶なデュースを制しガッツポーズ

グループステージを順当に通過した張本美は世界3位の王芸迪と対した。

第1ゲームの競り合いを12−10で制した張本美は多彩なサービスにレシーブ、機を見てのフォアハンドも冴え相手を追い詰める。最後はデュースの総絶な攻防を16−14でものにし、笑顔でガッツポーズを見せた。

中国メディア『捜狐』もこの試合を速報し、「王芸迪がまたしても日本人に負けた」と見出しを打ち記事を掲載。昨年から今年にかけて早田ひな、平野美宇に敗れている王芸迪の戦いに疑問を呈した。

記事中では張本美の戦いぶりに「情熱をもってプレーし、非常に積極的だった」と攻めの姿勢を称賛。王芸迪は張本美に敗れたことで、「五輪出場権はとても危うくなった」と評されている。

パリ五輪まで100日を切ったなかで中国勢から勝利した張本美。価値ある1勝でベスト8に勝ち進んだ。