国際卓球連盟(ITTF)は23日、2024年第17週の世界ランキングを発表。張本美和(木下グループ)は4つ順位を上げて8位に入り、自身初のトップ10入りを果たした。

■W杯では殊勲の銅メダル

張本美はマカオで行われた「ITTFワールドカップ2024」で史上最年少で銅メダルを獲得。決勝トーナメント1回戦では世界3位の王芸迪を下すと準決勝では世界2位の王曼昱相手に2ゲームを奪うなど、存在感を示した。

最新の世界ランキングでトップ10入りを果たした張本美にはWTTも注目し、「ミワ・ハリモトがITTFの世界ランキングでトップ10入り。卓球の最年少スターのリストに名を連ね、一流選手の仲間入りを果たした」と過去の記録を添えながら称えている。

公式X(旧ツイッター)によると、伊藤美誠(スターツ)が14歳9カ月11日でトップ10入り。張本美は15歳10カ月7日でのランクインでこれに続く形となっており、平野美宇(木下グループ)の16歳6カ月18日を上回る若さでトップ10入りを果たしている。

“黄金世代”と呼ばれ、卓球界をけん引してきた伊藤と平野という先輩たちにも引けをとらない早さで世界トップ10入りした張本美。夏にはパリ五輪出場も控えるなか、ここからの成長にも引き続き期待が高まる。