今夏のパリ五輪で注目なのが日本卓球チーム。なかでも早田ひな、平野美宇、張本美和で形成される女子の“五輪トリオ”には中国勢を下しての金メダル獲得も期待される。
■世界卓球で敗れた張本美がリベンジ
日本女子は2月に行われた「世界卓球2024 団体戦」では決勝で中国に敗れたものの、早田が陳夢、平野が王芸迪から勝利を挙げ、“卓球王国”を最後まで追い込んだ。
また、世界卓球では中国勢に2敗を喫した張本美も直近の「ITTFワールドカップ2024」では王芸迪を撃破するなどベスト4へ。世界2位の王曼昱相手にも敗れたものの大会史上最年少で銅メダルに輝き、世界ランキングも自身初のトップ10入りとなる8位に上昇させた。
中国メディア『捜狐』は日本女子の脅威に言及し、「世界卓球の決勝では幸運な勝利だった。張本美和の経験不足がなければおそらく衝撃的な敗戦を喫していた」と振り返り、張本美が王芸迪を破った現状には「次世代の育成が遅れている」と中国では若手の育成が進んでないと危機感を抱いている。
早田、張本美が世界トップ10入りし、平野も自身初の五輪シングルス出場を決め、好調を維持する。日本チームが夏のパリに向けて、さらにチーム力を上げることができるのか。
