ドジャース山本由伸投手は1日(日本時間2日)、敵地チェイス・フィールドでのダイヤモンドバックス戦に先発登板。6回5安打無失点5奪三振の好投で、メジャー3勝目を挙げた。

■ピッチクロックへの適応も順調に

山本は初回、先頭打者を四球で歩かせるも、2番のルルデス・グリエルJr.外野手を併殺打に。3番ケテル・マルテ内野手に二塁打を浴びて再び走者を背負ったが、主砲のクリスチャン・ウォーカー内野手を一飛に仕留め、ピンチを切り抜けた。

2回以降も要所を締めて、相手打線を翻弄。最速97.2マイル(約156.4キロ)のフォーシームを軸に94球を投げ、6回5安打無失点の好投。メジャー3勝目を挙げた。

試合後、メディアの取材に応じた山本は「しっかり落ち着いて自分のピッチングができるようになっているので、それがいい結果に繋がっているかなと思います」と、登板を振り返ると「試合の流れ、例えばピッチクロックだったり細かいところがたくさん(日本と)違いがあるんですけれど、そういったところも十分に慣れてきました」と確かな手応えを口にした。

米専門メディア『Dodgers Nation』のYouTube番組「DN postgame」でホストを務めるダグ・マッケイン氏も、自身のXで山本を称賛。「ヨシノブ・ヤマモトは韓国ソウルでのデビュー戦で5失点し、わずか1イニングしか投げられなかったが、その後の6先発では33イニングで6失点、防御率1.64。本物だ。彼を駄作だと思っていた人がいたなんて信じられない」と、称賛を惜しまなかった。