カブス今永昇太投手が2日(日本時間3日)、米専門局『MLBネットワーク』のトーク番組「MLBセントラル」に出演し、様々な質問に答えた。このインタビューは、同局が選ぶ4月の最優秀投手賞「ピッチハンド賞」に今永が選出されたことに伴い、実施された。

■ここまでの成績は「僕以上に周りがビックリ」

今永は前日1日(同2日)のメッツ戦に先発登板。7回を3安打無失点、1四球7奪三振という快投で、無傷の5勝目をマークした。これで防御率は0.78となり、両リーグを通じてトップに浮上。メジャー1年目から圧倒的な成績を残している。

番組MC陣から「デビュー1カ月でここまでの成功、成績を残すと思ったか」という質問に対して、今永は「僕も思っていなかったし、僕以上に周りの人たち、日本の時から応援してくれている方々もまさかここまでの数字を残すとは思っていなかったと思うので、僕以上に周りがビックリしているんじゃないかなと思います」と正直に打ち明けた。

また、「これまで対戦した打者の中で1番抑えるのが難しかったのは誰か」と問われると、「ドジャースのフレディ・フリーマン内野手ですね」と即答。大谷翔平投手ではなく、その後を打つ2020年のMVPの名前を挙げた。2人は4月7日(同8日)にカブスの本拠地で対戦しており、その際は右前打と左飛だった。

■同僚の鈴木を含めて千賀、前田らと食事会実施

最後に番組恒例の「今日の朝食は何を食べた?」という質問が出ると、「昨日、前田健太さんと千賀さんと鈴木誠也と晩ご飯に行きました。僕は登板の後だったので、夕ご飯をたくさん食べた。それで、今朝はまだ全然お腹減っていなかったので、朝食はまだ食べていないです」と回答。すかさずスタジオから「(夕食の)支払いは誰が?」という声が飛ぶと、「前田健太さんがやってくれました」と明かした。

カブスの今永と鈴木は、千賀が所属するメッツ戦のためにニューヨークへ遠征中。現地3日からヤンキース戦が控えているタイガースの前田もニューヨークに入ったようで、偶然4人が同地で顔を合わせるタイミングが生まれ、食事をしたようだ。

MC陣とのやり取りも軽妙で、笑いも誘っていた今永。すっかりメジャーの水になじんでいるようだった。