今季から、ナ・リーグの名門ドジャースに入団した大谷翔平投手。ここまで32試合に先発出場し、打率.336、7本塁打、19打点、5盗塁、OPS1.017と新天地でも順調な滑り出しを見せている。大きな注目を浴びる中で結果を残し続ける姿には、実績あるチームのベテランも大きな関心を寄せているようだ。

同僚のエンリケ・ヘルナンデス外野手が3日(日本時間4日)、地元のラジオ番組に出演し大谷について語っている。

■「一緒にいると楽しい」

「キケ」の愛称を持つヘルナンデスは、バッテリー以外の内外野全ポジションを守れる有数の“便利屋”として知られる。ヘルナンデスは、ロサンゼルスの地元ラジオ局『AM 570 LA Sports』の番組に出演し、大谷の話題に触れると「ショウヘイはこちらが話す多くのことを理解している。言語を理解するのと話すのは全く違うけれど、毎日上達しているよ」と、明かした。

ヘルナンデスは、「特別な才能があるだけではなく、韓国で起こった(水原一平容疑者の)一件を始め、色々なことがチームにとってというよりショウヘイ個人にとって気が散るものになりやすい。彼を見ていると、僕らが言語を理解していないからなのか、それとも何か別の理由があるのかはわからないけれど、完璧なプロの振る舞いに見える」と、大谷の姿を称賛。「あの日からずっと、僕らはどんな時でも君の味方であると伝えていたからなのか、心を開いてくれて個性的な人柄を見せてくれる。一緒にいると楽しいし、彼はずる賢いお調子者で面白いヤツだよ」と、イタズラ好きの一面についても笑って話していた。

新たな環境でも、積極的なコミュニケーションとプロフェッショナルな姿勢が評価されている大谷。チームメートとの関係は非常に良好と見てよさそうだ。