ドジャース大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、本拠地でのブレーブス戦に「2番DH」で先発出場。延長10回の第5打席に中前適時打を放った。

■好カードは延長戦で決着

両軍にスターを擁するカードの初陣は延長戦にもつれ込む好ゲームとなった。そのなかで大谷も存在感を示す。

大谷はドジャース1点ビハインドの10回裏、1死二塁で迎えた第5打席、元同僚のライセル・イグレシアス投手の4球目チェンジアップを拾うと、打球は中堅前へ抜ける適時打に。この当たりで二塁走者が生還し、ドジャースが土壇場で同点に追いついた。

注目はこの後見せた大谷の表情だ。一塁上で「カモン」と雄たけびを上げた大谷。昨年のワールド・ベースボール・クラシックの準決勝メキシコ戦で二塁打を放った際に、侍ジャパンのベンチへ向けたものと同様のものだった。

冷静な姿が目立つ大谷には珍しい闘争心あふれる姿を見せてドジャースを救った大谷。試合はその後、ドジャースが4−3でサヨナラ勝ちを収め、大谷の一打が勝利へつながった。