JRAは4日、第29回NHKマイルC(GI、芝1600m)の前日最終オッズを発表した。

2歳女王アスコリピチェーノ(牝3、美浦・黒岩陽一厩舎)が単勝2.5倍で1番人気、2歳王者ジャンタルマンタル(牡3、栗東・高野友和厩舎)が単勝3.3倍で2番人気。

以下、ボンドガール(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)が単勝8.3倍で3番人気、ゴンバデカーブース(牡3、美浦・堀宣行厩舎)が単勝11.0倍で4番人気、ディスペランツァ(牡3、栗東・吉岡辰弥厩舎)が単勝13.6倍で5番人気。

■人気サイドはノーザン生産馬が信頼度アップ

過去10年、単勝オッズ3.9倍以下だった馬は【3.1.1.3】勝率37.5%、複勝率62.5%。馬券外が3頭、連対率は5割までと、全幅の信頼は置けないという点は頭に入れておきたい。ただし、ノーザンファーム(海外含む)生産馬に限定すると【3.1.1.1】勝率50.0%、複勝率83.3%で単複回収値も120以上をマークする。アスコリピチェーノなら人気でも信頼できそうだ。

3〜5番人気は合わせて【2.2.1.25】複勝率16.7%と心許なく、このうち好走ラインは単勝5.0〜6.9倍で【1.2.1.3】の成績。前日時点で8.3倍のボンドガールが当日このラインに乗るなら一考の余地はあるかもしれない。

6番人気以下は10.0倍から200倍台まで幅広。10.0〜49.9倍【3.3.5.50】のうち、乗り替わりの関西騎手が【2.0.3.6】複勝率45.5%、複回収値254と好成績。これに該当しそうなノーブルロジャーは要警戒。関東騎手でも近年乗り替わりで好走を果たしている横山武騎手のアルセナールも一発ありそう。

50.0〜99.9倍の穴馬が好走したのは2014年と19年で、このラインの馬が7頭以上いた年だった。また100倍上の大穴が好走した2014年と22年は、100倍以上の馬が3頭以下に収まっていた。今年は50.0〜99.9倍になりそうな馬が2頭前後、100倍以上になりそうな馬が5頭前後と、大穴台頭の可能性は低いかもしれない。馬券的にはアスコリピチェーノを中心に中穴に広げる方が期待値は大きそうだ。

馬連は(14)アスコリピチェーノ−(16)ジャンタルマンタルが3.9倍、3連複は(5)ボンドガール−(14)アスコリピチェーノ−(16)ジャンタルマンタルが10.7倍、3連単は(14)アスコリピチェーノ→(16)ジャンタルマンタル→(5)ボンドガールが32.4倍で1番人気。アスコリピチェーノが絡まない3連単は(16)ジャンタルマンタル→(5)ボンドガール→(2)ノーブルロジャーの組み合わせで190.7倍となっている。

■4日・前日最終オッズ

人気 馬名 単勝
1 アスコリピチェーノ 2.5
2 ジャンタルマンタル 3.3
3 ボンドガール 8.3
4 ゴンバデカーブース 11.0
5 ディスペランツァ 13.6
6 ノーブルロジャー 18.2
7 アルセナール 22.6
8 シュトラウス 27.6
9 ダノンマッキンリー 29.8
10 ロジリオン 31.6
11 キャプテンシー 47.0
12 チャンネルトンネル 61.3
13 イフェイオン 91.1
14 マスクオールウィン 138.6
15 ウォーターリヒト 143.4
16 アレンジャー 182.8
17 ユキノロイヤル 192.8
18 エンヤラヴフェイス 328.1

※出馬表・結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合し確認してください。

(SPREAD編集部)