卓球の「サウジスマッシュ2024」は4日、女子シングルスの1回戦が行われた。

■早田は台の性質にも適応

注目されるのがパリ五輪出場を決める選手たちの現在地。

平野美宇(木下グループ)はタチアナ・ククルコバー(スロバキア)と対戦し、3−0勝利。第1ゲームを11−1で制し好スタートを切ると、第2ゲームの競り合いを11−9で勝利し、第3ゲームは安定感を取り戻し11−5でストレート勝ちした。

早田ひな(日本生命)はリ・ホチン(香港)との対戦。序盤はポイントを重ねられる場面もあったが、打球が止まりやすい台の性質にも適応し、次第に早田のペースに。11−7、11−5、11−6で完勝を収めた。

張本美和(木下グループ)はリウ・ヤンズー(オーストラリア)に大苦戦。第1ゲームを14−16で落とし、その後が心配されたが、第2、3ゲームをものにする。第4ゲームは再びヤンズーの粘りに遭うが、最後は19−17でデュースを制した。

パリ五輪では団体戦でチームを結成する3人。今大会は平野と張本美がダブルスでもエントリーしており、上位進出なるか期待が高まる。