卓球の「サウジスマッシュ2024」は4日に本戦が開幕し、連日熱戦が繰り広げられている。

■孫穎莎が女王に君臨

今大会は日本勢にとってはあとわずかに迫ったパリ五輪に向けての強化の場となる。そのなかで、“対中国勢”というテーマは常について回っている。

女子シングルスでは、早田ひな(日本生命)、張本美和(木下グループ)が中国勢との対戦の可能性を残す。早田はベスト8まで勝ち進むと現世界2位の王曼昱、張本美は東京五輪シングルスの金メダリストで世界4位の陳夢と戦う可能性がある。

この中国2選手は、世界女王の孫穎莎に次ぐパリ五輪シングルス2枠目の座を争っており、現地メディアの『捜狐』は「再び日本の名手と対戦へ」とこの戦いを予想し、「陳夢と王曼昱は課題に直面する」「日本選手相手に力が試される」と日本勢に警戒を強めている。

日本の2人にとっても、パリ五輪でも対戦の可能性がある両者との対戦で現在地を確かめたいところ。はたして、日中の主力による準々決勝の戦いは実現するのか。