ドジャース山本由伸投手が7日(日本時間8日)、敵地でのヤンキース戦に先発登板。3回から5回まで強打のヤンキース打線を三者凡退に打ち取るなど、7回106球2安打2四球無失点。7奪三振の快投を披露し、両チーム無得点のままマウンドを降りた。

■インハイを抉ってバットを粉砕

山本は初回先頭のアンソニー・ボルピー内野手を左飛、アレックス・バドゥーゴ外野手を遊ゴロに。3番アーロン・ジャッジ外野手に真ん中スプリットを左翼線に運ばれ二塁打を浴びたものの、無失点の立ち上がりを見せた。

2回も味方のエラーなどで走者を背負うも後続を打ち取り、ここから波に乗る。3回以降は安打を許さず、強力のヤンキース打線を完璧に封じる快投。4回裏には、メジャー屈指の“怪力打者”ジャンカルロ・スタントン外野手のバットを97.9マイル(約157.5キロ)のシンカーで粉砕する一幕もあった。

山本は7回106球を投げ、2安打2四球7奪三振無失点で降板。全106球の内訳は、最速98.4マイル(約158.3キロ)のフォーシームが56球、スプリット17球、スライダー12球、カーブ12球、シンカー6球、カットボール3球。威力抜群のフォーシームと多彩な変化球を駆使して、敵地ニューヨークのファンを黙らせる圧巻の投球を見せつけた。

なお、この試合「2番DH」で出場した大谷翔平投手は、ここまで4打数無安打と快音なし。試合は8回表が終了し、依然として両チーム無得点。緊迫感のある投手リレーが続いている。