ゴールデンウィークを前に北川村のモネの庭が花盛りです。これから見頃を迎えるあの花をモチーフにした期間限定スイーツも登場です。

来年、開園25周年を迎える北川村の「モネの庭」。画家クロード・モネが愛した風景を再現した「水の庭」ではキショウブやカキツバタなどが見頃を迎えています。

そして「水の庭」の代名詞とも言えるのがスイレンです。4月17日には今年1輪目となるスイレンが開花。25日は赤・白・ピンクなどおよそ20輪以上が水面を彩っていました。これからどんどん数が増え8月・9月の最盛期には300輪ほどが開花する見込みです。

一方パレットの絵具のように色とりどりの花が美しい「花の庭」ではおよそ300種類の花々が青空の下で咲き誇っています。

モネの庭・庭師 町田 結香さん
「アグロステンマっていうお花が全体的に色付いて、和名でムギナデシコっていうんですけど、風にそよいでサラサラとする雰囲気がものすごく良くて、背が高い所で咲いてくれるので色が付くと花壇全体に色が付いてくれます」

南国市から
「私ブルーが好きでブルーの花が所々にあるからいいなあと思って。素敵です 最高です」
鳥取から
「水の庭ですか、あれが見たくて来ました」
Qいかがですか
「いいですよ。来た甲斐がありましたね」

モネの絵画さながらの植栽に多くの人が魅了されていました。モネの庭ではおよそ200種類のバラを育てていて、5月中旬には多くのバラが見頃を迎えます。

そんなバラを味覚でも楽しめるのが「ボルディゲラの庭」にある「リヴィエラの小屋カフェ」です。

カフェで期間限定で提供されている「バラのパフェ」です。フルーツやヨーグルトの上にバラのソフトクリームをトッピング。

美崎 由梨 記者
「いただきます。バラです!口に入れた瞬間バラの香りがふわっと広がります。バラの花びらで作ったジャムがすごくいいアクセントになっていて、このさわやかな季節にピッタリです」

国内で育てた無農薬のバラのシロップが入った「ローズソーダ」もオススメです。

モネの庭の1年間の入園者数は近年は5万人から7万人台で推移していましたが、去年はコロナの5類移行や朝ドラ効果もあり10万人を超える人が訪れています。

3月は1カ月の入園者数としては過去最多の1万人を突破。ゴールデンウィークには8000人の入園を見込んでいます。

モネの庭・広報担当 牛窓 孝寿さん
「一年の中で最も花の多い4月5月はモネの庭のプレミアムシーズン。ここは植物園と同じように思われる方も多かったりするんですけど、ここは“画家が作った庭”です。花は“色”ですので色と色の重なりとか、モネの絵画を鑑賞するように癒される気持ちで見ていただけたら」