南国市で、高知では珍しいあるトウモロコシが収穫最盛期を迎えています。

大きいトウモロコシの看板が目印。高知県南国市にある「農園けんぴ」です。こちらでは毎年この時期に強い甘味が特徴の「フルーツコーン」を栽培し販売しています。代表の伊尾木健さんから「珍しいトウモロコシの収穫を始めた」と聞き、行ってみると…

伊尾木代表:
「ちょうど収穫中なんで収穫、ここらへんやってもらいますか」
田村優介アナウンサー:
「いいんですか。まずこれ(茎)高いですね。」
伊尾木代表:
「3メーターぐらいあるんでね」
「どうぞどうぞこれ全部取っていいですよ」
田村優介アナウンサー:
「こちらいいでしょうか。わ、すごい大きい」
「取れました。中みたいと思います。けっこう皮が伊尾木さん固いですね。全然むけない…」
伊尾木代表:
「ここの品種固いんですよ」
田村優介アナウンサー:
「わっ!中が赤いです!ええ〜赤いですよ」

まるであずきのような赤紫色の粒。赤いフルーツコーン「大和ルージュ」です。伊尾木さんの母がラジオで聞いたのをきっかけに勧められ、去年(2023年)から育て始めました。今年(2024年)は10アールの畑で3000本を栽培しています。実の赤さの理由はアントシアニンが多く含まれているため。断面はというと…中の芯も赤くなっています。

農園けんぴで販売している黄色いフルーツコーンは糖度が17度程度なのに対し、赤いフルーツコーンの糖度は15度程度と少し控え目。甘くて皮が柔らかいため、生でも食べることができます。

田村優介アナウンサー:
「見た目は濃い赤紫なんですねぇ。見てくださいこれ、一粒一粒が輝いています。濃い赤紫なので苦いんでしょうか?いただきます。全然苦くないです。食べた瞬間にほんのりとした甘さが口の中に広がります。生だからこそシャキシャキとした食感も楽しむことができます」

去年(2023年)この赤いフルーツコーンを知ったという購入客はー

香美市から:
「そりゃ違和感だらけよね、何じゃこの赤いやつは」
「食べたらねちょっと、目からうろこじゃないけどこれはおいしいわってことでわざわざこれ買いに来た」

農園けんぴ 伊尾木健代表:
「ほかのフルーツ系のトウモロコシよりは(甘さが)控え目なんですけど、ただ味は本当にうま味というのはほかの色にも比較しても見劣りはしない。味も劣るものではないのでしっかりそこも味わっていただきたいなと思っています」

赤いフルーツコーンは農園けんぴの直売所またはネットショップであと10日ほど販売する予定です。