日本が団体銀メダルを獲得したロングボードの世界選手権『ISA World Longboard Championship』の興奮冷めやらぬまま、同じエルサルバドルでジュニアの世界選手権、WJSCこと『ISA World Junior Surfing Championship』が5月3日〜12日に開催される。

オリンピックへの道

(パリ五輪出場を決めた中国のスーチー・ヤンも参加する)
Photo: ISA/Pablo Franco

東京五輪に出場した40人の内、33人がWJSCに参加するなど今イベントはトップアスリートの登竜門になっている。
33人の内、東京五輪銅メダリストのオーウェン・ライト(AUS)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)、ステファニー・ギルモア(AUS)、ガブリエル・メディナ(BRA)など16人がWJSCメダル獲得者である。

また、パリ五輪出場を決めたキャロライン・マークス(USA)、フィリッペ・トレド(BRA)もWJSCで表彰台に上がった経験がある選手。
この二人は2023年のWSLのワールドチャンピオンでもある。

過去のメダリストが参加

2023年のリオ大会を始め、過去にメダルを獲得した選手の内、12人がエルサルバドル大会にも参加する。

U16ボーイズの金メダリスト、ハンス・オドリオゾラ(ESP)の他、U18ガールズは金メダリストの松岡亜音以外、コハイ・フィエロ(TAH)、カンデラリア・レサノ(NCA)、ゾエ・チェイト(USA)が参加する。

その他、日本の池田美来、ルーカス・スキナー(ENG)、レイネア・モンス(USA)、イニゴ・マディナ(FRA)、ルーク・テマ(HAW)、エデン・ワラ(USA)、クレマンス・ショルシュ(FRA)、タイア・ゼブロフスキ(FRA)が再び表彰台に上がるために戦うことになる。

記録的な参加国数

(2連覇を狙うブラジル) Photo: ISA/Pablo Jimenez

2024年のWJSCには前回大会を上回る54カ国441人のアスリートが集まる。
ブラジルはタイトル防衛のために戻ってくる。

新参加国

54カ国の内、イギリス領ヴァージン諸島、ラトビア、リトアニア、スロバキアの4つの国が、WJSCに初めて参加する。

ディビジョン

・U18ガールズ
・U16ガールズ
・U18ボーイズ
・U16ボーイズ

ジェンダー平等

Photo: ISA/Pablo Jimenez

2024年のWJSCには過去最多の194人のガールズが参加する。
これは全体の43%とリオ大会とほぼ同様の比率になる。

ISAは2017年以来、世界選手権シリーズ全体で男女同数の競技枠を提供し、サーフィンにおける女性の参加とジェンダー平等を促進している。

ライブ中継

5月3日〜12日にかけてISA公式サイト、もしくは公式YouTubeでライブ中継を配信する。
大会の結果、チーム紹介、写真、動画、ニュースなどもISA公式サイトで随時更新される。

現地時間朝7時が日本時間同日の22時になる。

SNS

(ハワイのジャクソン・ドリアン)
Photo: ISA/Pablo Jimenez

今年のWJSCもISAはSNSでライブアップデート、写真、動画など随時大会からの情報を発信する。

Facebook: International Surfing Association
https://www.facebook.com/ISAsurfing/
Instagram: @ISAsurfing
https://www.instagram.com/isasurfing/
X(Twitter): @ISAsurfing
https://twitter.com/ISAsurfing
YouTube: @ISAsurfing
https://www.youtube.com/user/ISAsurfing
Tiktok: @isasurfing
https://www.tiktok.com/@isasurfing

スケジュール

5月3日 午後4時 オープニングセレモニー(カサ・デ・マル近く)
5月4日〜11日 競技日(ラ・ボカナとエル・スンザル)
5月12日 ファイナルと閉会式

ISAとエルサルバドル

Photo: ISA/Pablo Franco

国を挙げてサーフシティを掲げているエルサルバドル。

ISAとサーフィンの大きな支援者となり、真の世界クラスの波があることを毎回証明している。

2019年の『World SUP and Paddleboard World Championship』を皮切りに2022年の『World Junior Surfing Championship』
WSGは五輪の選手選考も兼ねて2021年と2023年に開催。
『ISA World Longboard Championship』は2023年、2024年と2年連続で行われ、今回のWJSCがエルサルバドルでの7度目のISAイベントになる。

なお、日本代表は以下。

2023年リオ大会で松岡亜音が日本人女性初の金メダルを獲得。
岩見天獅がクーパーメダル、団体銅メダル。
コロナ禍で4年ぶりとなった国別対抗リレーレース「アロハカップ」で金メダルを獲得と大きな結果を残している。

U18ボーイズ
小野里弦
渡邉壱孔
長沢侑磨

U18ガールズ
池田美来
松野杏莉
清水ひなの

U16ボーイズ
岡野漣
髙井汰朗
足立海世

U16ガールズ
高橋花音
森舞果
石井有沙

ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/

(日本代表の長沢侑磨) Photo: ISA/Pablo Franco

(空海)

ISAジュニアサーフィン選手権に向け、日本代表「波乗りジャパン」が出発