敗戦の弁を述べる大村慎一候補

静岡県知事選挙は5月26日に投開票が行われ、前浜松市長の鈴木康友 氏が初当選を果たしました。

接戦の末に敗れた元副知事の大村慎一 氏は、支援者を前に「すべては私の不徳の致すところで、力が及ばなかったことについて心よりお詫びを申し上げます」と話しました。

午後11時30分頃、テレビ各社が次々と鈴木氏の当選確実を伝えると、静岡市内に集まった大村氏の陣営は静まり返ります。しかし、近くのホテルで開票速報を見ていた大村氏が姿を現すと、支援者は拍手で大村氏を迎えました。

大村氏は悔しさを押し殺すように厳しい表情で支援者と握手をした後、次のように話しました。

大村慎一 氏:
選挙の結果が出まして、本当に多くの皆さんに支援をいただき感謝を申し上げます。

選挙結果はすべては私の不徳の致すところで、力が及ばなかったことについて心よりお詫びを申し上げます。当選された鈴木候補には(今後は)「オール静岡で」と言っていただいているので、この私が愛する故郷・静岡県をぜひ素晴らしい豊かな県として、発展させていただくことを心から祈っております。

誠に申し訳ありませんでした。

支援をいただいた皆様には感謝の言葉しかありません。どうか今後の県政について協力をいただき、この静岡県を前進できるように力を出していただければありがたいと思います。