お誕生月別に5月の赤ちゃんの様子&お世話ポイントをご紹介!
1月生まれちゃんから順にご紹介します。お子さんのお誕生月の情報をチェックしてくださいね。

【1月生まれ】よく手を使うようになりものをつかもうとします

生後3ヶ月ごろまでは、自分の手を見たり、動かしたり、なめたりすることが盛んでしたが、このころになると、身近なものに手を伸ばしてつかもうとします。にぎにぎやガラガラを取ろうとして手を伸ばしたり、プレイジムで一人でも遊べるようになります。

また、このころになると、首すわりがゆっくりだった赤ちゃんも、ほぼ完全にすわります。うつぶせにすると、両腕で上半身を支えて、胸を床から離し、頭を上げられるようになるので、うつぶせで遊ぶのが好きな子が増えてきます。反対にうつぶせが苦手で嫌がる子もいます。

昼は起きて夜は眠るという昼夜のリズムが整ってくるので、規則正しい生活を心がけていきましょう。夜は寝る1時間くらい前におふろに入ってパジャマに着替え、部屋を暗くして眠りにつきやすくする、朝は決まった時間に起こして顔をふき、昼間の服に着替える、いつもの時間にお散歩に出るなどを習慣にすると、リズムが整いやすくなります。

また、授乳間隔がほぼ4時間おきくらいに決まってきます。生後3ヶ月ごろから遊び飲みをする赤ちゃんが増えてきますが、飲みたいだけ飲んでいるので、あまり心配することはありません。遊び飲みを始めたら、「そろそろおしまいね」と切り上げましょう。

【2月生まれ】あやすと声を上げて笑います!

このころになると、あやすとキャッキャッと声を出して笑います。さみしいとママやパパを目で追い、甘えるような泣き声を出すことも。ガラガラなどを持たせると、少しの間なら握っていられるようになります。それを口にもっていき、見つめたりなめたりします。

また、体重は出生時の2倍くらいになり、体つきがたくましくなってきます。そろそろ首がすわり、うつぶせにすると頭を上げ、まわりを見渡したりします。たて抱きやおんぶでも頭がグラグラしにくくなりますが、まだカクンとなることもあるので首を支えましょう。

おっぱいやミルクの飲み方が上手になり、一度に飲める量が増えてきます。1日の授乳回数は、母乳の赤ちゃんの場合は多くて8回くらい、ミルクの赤ちゃんの場合は5〜6回程度にまとまってきます。泣いてもすぐに飲ませるのではなく、次の授乳タイムまで、抱っこしたり遊んだりして、間隔をあけていくとよいでしょう。
そして、このころになると、日中起きている時間が長くなり、授乳の時間も決まってくるので、生活リズムを整えやすい時期です。夜中は一度も欲しがらず、朝まで眠る赤ちゃんもいますが、おっぱいやミルクは足りているので、起こしてまで飲ませる必要はありません。夜寝かせる時間、朝起こす時間をなるべく一定にして生活リズムを整えていきましょう。

【3月生まれ】自分の手に興味をもち、見つめたり動かしたりします

自分の手に興味をもち、見つめたり動かしたりします。こぶしを握ったり、指を開いたり、体の前で両手を組み合わせたりしながら、その様子をジッと見つめます。これを「ハンド・リガード」といいます。自分の手に気づき、動かしてみることで手指が上手に動かせるようになっていきます。

また、ママやパパと視線が合うようになったり、動くおもちゃを目で追います。声や音がするほうを見ようとするなど、耳で聞いたことを目で確認しようとします。あやすと笑うようになり、「アー」「ウー」「クー」などといった声を出すようになります。かわいい声を聞いたら、ママやパパもまねして「アー」「クー」などと返してあげましょう。

うんちの回数が減る赤ちゃんが多くなります。とくにミルクの赤ちゃんは減る傾向にあります。毎日出なくてもその子のペースで出ていて、機嫌よくおっぱいも飲むようなら心配ありません。なかなか出ないときは、朝起きたときやお風呂のあとなどに、おへそのあたりを「の」の字を描くようにマッサージをしてみて。4〜5日出ないときは、綿棒で刺激しても。綿棒で刺激するときは、綿棒の先をベビーオイルでぬらし、肛門に1〜2cm入れてやさしく回します。

また、このころになると首がだんだんすわってきます。うつぶせにすると顔を横に向けたり、頭を持ち上げることができるようになります。たて抱きしやすくなりますが、生後3ヶ月ごろに首がすわるまでは、短時間にとどめましょう。たて抱きするときは、首とおしりをしっかり支えます。

【4月生まれ】顔の向きを変えたり手足をよく動かします

あおむけで顔を左右に動かせるようになり、うつぶせであごを少し持ち上げられるようになります。手足をよく動かすようになりますが、まだ意識的に動かすことはできません。顔に布などがかかると取ることができないので、窒息などに注意が必要です。

また、少しずつ授乳リズムができてきます。母乳は吸わせているうちに出るようになります。赤ちゃんの吸う力がつき、ママのおっぱいもよく出るようになるので、一度にまとめて飲めるようになります。そのため、授乳リズムが2〜3時間おきになる子が増えてきます。

「生後1ヶ月」を過ぎたら、そろそろ外気にもなれさせていきましょう。天気のいい、風のおだやかな日に窓を開け、赤ちゃんを外の空気に触れさせることから始めましょう。直射日光が当たらないように気をつけて、庭先や玄関へ赤ちゃんを抱っこして出るのもいいですね。最初は5分くらいから始め、毎日少しずつ時間をのばしていきましょう。

また、1ヶ月健診でOKが出たら、パパやママと一緒に家のおふろに入れます。ただし、お湯の温度はぬるめの39〜40度にして、時間を短めに。遅くても20時ごろまでに入浴するようにしましょう。湯冷めしないように、バスタオル、着衣などを準備しておきます。パパの協力が得られない場合は、ベビーバスでの入浴がいいかもしれません。

【5月生まれ】ようこそ!新生児ちゃん

新生児ちゃんは1日の大半を寝て過ごします。まだ昼夜の区別はありません。眠りが浅く2〜3時間おきに目を覚まします。しょっちゅう泣いているように感じることもありますが、成長とともに少しずつねんねのリズムができていきます。
また、出生時の平均体重は約3kg、身長は約50cmです。生まれてすぐのころは、ほとんどの赤ちゃんは体重が一時的に減ります。これは、おっぱいやミルクを飲む量よりも排泄する量が多いからで、生後7〜10日ほどで出生時の体重に戻り、その後は増えていきます。

新生児期は大人と一緒のおふろに入れません。ベビーバスで1日1回、沐浴をします。お風呂の温度は39〜40度くらいにします。手のひら、首、耳の後ろ、わきの下、股などは汚れがたまりやすいので、石けんできれいに洗います。あがり湯をかけ、バスタオルでやさしく押さえるようにしましょう。

また、この時期はねんねしたと思ったら泣いておっぱいを飲み、うとうとしたらまた泣いて、おむつを替えてまたねんね。退院してしばらくの間はこんな毎日が続きます。赤ちゃんは夜も頻繁に目を覚ますので、ママも寝不足気味になるかもしれません。しばらくは赤ちゃんのペースに合わせて過ごしましょう。ママも赤ちゃんと一緒に休みながら乗りきりましょう。

【6月生まれ】記憶力が発達してきて、予測して結果を楽しむように

予測して結果を楽しむことができるようになります。記憶力が発達してきて、物事の因果関係も理解し始めます。赤ちゃんの目の前で、ママやパパがソファの後ろに隠れたりすると、後ろにいることが予測できるようになるため、見つけたときに大喜びします。身近なものが登場する絵本なども楽しめます。

また、ものを取ってほしいときや、興味のあるものを見つけたときなどに、指をさしながら、「アッ、アッ」と盛んに声を出すようになります。また、「ちょうだい」というとものを差し出したり、「ママはどこ?」というとママのほうを見たりするようになります。

1日3回の離乳食に慣れてきたら、徐々に大人の食事の時間に合わせていきます。食べられる食材も増えるので、大人の料理からの取り分けもラクにできます。このころ、食べムラや遊び食べが気になる赤ちゃんがいます。そんなときは、遊ぶ場所と食べる場所を変える、食卓から見えるところにおもちゃを置かない、テレビは消すなど、食事に集中できる環境を整えてあげましょう。

また、赤ちゃんが歩き始めたら、ファーストシューズを用意しましょう。赤ちゃんの骨はやわらかくて変形しやすいため、足にあった靴が必要です。早くから準備すると靴のサイズが合わなくなることも。10〜20歩、支えなしで歩けるようになったころに購入しましょう。

【7月生まれ】好奇心からの探索活動が盛んです

行動範囲が広がり、手当たり次第にいろいろなものに触ります。引き出しの中身をばらまいたりしますが、これはいたずらではなく、好奇心からまわりのものを確かめる探索活動です。心の発達に必要なプロセスなので危険なものは片付け、ある程度自由にやらせてあげましょう。

また、つかまり立ちが上手になり、伝い歩きを始めます。つかまったまましばらく立っていられたり、片手におもちゃを持って立っていられるようになります。伝い歩きをする子も多くなりますが、はいはいの方が素早く移動できるため、伝い歩きができても、しない子もいます。

ママやパパが持ったスプーンや離乳食に手を伸ばすようになり、スムーズに食べさせにくくなるころです。そんなときは手づかみメニューを持たせましょう。またスプーンを持ちたがったら、ベビー用スプーンを持たせ、自分で食べたい気持ちを満足させて。スプーンはまだ上手に使えないので、合間にママやパパが離乳食を食べさせます。

このころはママやパパが音楽に合わせて体を動かすと、赤ちゃんもまねをします。赤ちゃんが大人の言葉をまねて声を出したら返事をするなど、たくさん遊んであげましょう。また、「こんにちは」「バイバイ」など、身振りを取り入れたやりとり遊びも楽しみましょう。

【8月生まれ】言葉と意味がつながり始めます

「生後9ヶ月」になると、食べ物が「マンマ」、水や麦茶が「ブゥブ」というように、身近な言葉が特定の意味をもっていることがわかり始めます。また、危ないことをしたときに「いけません」「ダメ」と強い口調で言うと、叱られたことがわかり、やってはいけないと理解し始めます。

そして、そろそろ栄養のメインがおっぱい・ミルクから離乳食に入れ替わります。離乳食がしっかり食べられるようになると、食後のおっぱい・ミルクの量は徐々に減っていきます。哺乳瓶やコップを両手で持って口に運ぶようになりますが、まだ一人では上手に飲めないので、ママやパパがしっかりとサポートしてあげましょう。

上手にモグモグして飲み込めるようになってきたら、離乳食を1日3回にします。このころから、手で持って食べたがる赤ちゃんも。自分で食べたいという意欲の現われなので、お行儀が悪いと思わずにやらせましょう。手づかみ食べは食べ物の大きさや形を目で見て、かたさや温度を手で握って確かめながら、ちょうどいい量をかじり取るトレーニングになります。棒状に切ってゆでた野菜、軽くトーストした食パンから始めてみましょう。

また、この時期は、早寝早起きの生活習慣や生活リズムを立て直したいときです。とくに生後9ヶ月ごろになると、離乳食が1日3回になり、起きるのが遅いと3回目の離乳食をとるのが遅くなり、就寝時間も遅くなって早起きができないという悪循環に。19時までには3回目の離乳食が終えられるように1日の過ごし方を見直しましょう。

【9月生まれ】身近な人への愛着が強く、人見知りがピークに!

ママやパパへの愛情が増して、人見知りがピークに。これは、身近な人との信頼関係がしっかり築けている証拠です。見知らぬ人を泣いて怖がる場合、無理に抱かせたり、なじませようとしないで、おおらかに見守ってあげましょう。

また、大人の行動に興味をもつようになるため、大人が使う道具に触れたがります。リモコン、電話、キッチン用品など、おもちゃではないもので遊ぶのを好む子も。太鼓やタンバリンなど、触ると音の出るおもちゃも好みます。

離乳食は、上あごと舌で食べ物をつぶして食べられるように練習していきます。一度に口に入れる量が多すぎたり、次から次へと口へ運ぶと、丸飲みしてしまいがち。赤ちゃんがモグモグしているか観察しながら、ちょうどいい量をゆっくり口に運びましょう。食べ方が早いときは、「モグモグね」と、ママやパパがモグモグして見せてあげましょう。赤ちゃんの食が進まないときは、ごく少量の塩やみそ、しょうゆを使って味に変化をつけてみて。

【10月生まれ】手を前につかずに一人座りができるように

手で支えなくても、背すじを伸ばして一人で座っていることができるようになります。うつぶせにすると、片手で上半身を支え、もう片方の手でおもちゃをつかむこともできます。寝返りは自由自在になるので、もうあおむけでジッとしていることは少なくなります。

これまでは、目についたものに手を伸ばし、5本の指全体でわしづかみにしていましたが、指先が器用になり、指を熊手型にして引き寄せてつかめるようになります。徐々に指先を使って小さなものを引き寄せてつかめるようになっていきます。

離乳食は1日2回が定着し、生活リズムも規則正しく整っていきます。2回食が定着してきたら、舌でつぶして食べる練習をしましょう。ヨーグルト状のものを口を閉じて飲み込め、1回におかゆとおかずを合わせて子ども茶碗半分くらい食べられるようになったら次のステップへ。そろそろ舌が上下に動かせるようになるので、舌と上あごでつぶしてもぐもぐする練習を始めます。水分の少ない、いものマッシュや、やわらかく煮てみじん切りにした野菜や魚などに挑戦をしてみてくださいね。
このころは、離乳食からとる栄養が30〜40%になります。離乳食のあとには母乳やミルクを欲しがるだけあげましょう。

【11月生まれ】こまやかな感情が芽生えます!

「生後6ヶ月」になると、こまやかな感情が芽生え、いろいろな理由で泣くようになります。うれしいときは手足をバタバタさせて笑い声をあげます。反対に、自分の要求が満たされないと怒って大泣きします。さまざまな理由や目的があって泣くようになるので、赤ちゃんのしぐさや普段の様子から要求を理解して、解決してあげるようにしましょう。

遊びの中で、両手におもちゃを持ったり、右から左に持ち替えたりする子が増えてきます。ハンカチが顔にかかると自分で取ることもできます。このころの赤ちゃんは「いないいないばー」が大好き。大好きなママやパパの顔がかくれたり、現れたりすることが楽しいのでしょう。

離乳食開始から1ヶ月ほどたち、ポタージュ状の離乳食を、唇を閉じてごっくんと飲み込めるようになったら、1日2回に進めます。2回目の離乳食は1回目から3〜4時間あけて。夜遅くなると就寝時間が遅くなるので、19時より遅くならないほうがよいでしょう。1日にとる栄養の8〜9割は母乳やミルクから。離乳食のあとは欲しがるだけ飲ませてあげましょう。

また、歯が生えてくる前に、離乳食のあとは湯冷ましや麦茶を飲ませて口の中を清潔にすることを習慣づけましょう。歯が生えてきたら、湿らせたガーゼで歯をふきますが、急にやると嫌がるので、授乳のあとなどに抱っこでスキンシップをしながら、口のまわりや中をふいて、口に触られることに慣らしておくといいでしょう。

【12月生まれ】人見知りが始まり、まわりはドキドキ

「生後5ヶ月」になると、周囲を認識する能力が発達してくるので、ママやパパと他の人の区別ができるようになります。早い子では人見知りが始まることも。見知らぬ人を警戒するようにジッと見つめたり、抱かれるのを嫌がって顔をそむけたり、泣いたりします。

このころから夜泣きを始める赤ちゃんがいます。昼間の活動不足、初めての場所へのお出かけ、夜更かしなどが刺激になっている場合や、着せすぎの場合などに夜泣きをすることがあります。原因が思い当たらない場合は、背中をトントンする、抱っこする、麦茶を飲ませるなどの工夫をしながら、つき合ってあげましょう。

「生後5ヶ月」になり、支えがあれば座れる、よだれが多くなる、食事に興味をもつ、押し出し反射がなくなるなどの様子がみられたら、離乳食の始めどきです。ゆっくり楽しみながら進めていきましょう。押し出し反射が残っているようだと、スプーンで食べさせるのは難しいので、少し様子をみて再度チャレンジを。生後6ヶ月の間には始めましょう。
まずは1日1回、トロトロ状のものを飲み込むことが目標です。この時期は食べる量はあまり重要ではありません。離乳食のあとのおっぱい・ミルクは欲しがるだけ飲ませましょう。

お出かけがしやすくなる季節。赤ちゃんとのお散歩を楽しんで、ママもパパもリフレッシュしましょう!
(文:たまひよONLINE編集部)

参考:『1月生まれの赤ちゃんガイド』(ベネッセコーポレーション刊)他

●赤ちゃんの発達には個人差があり、必ずしも記事どおりでない場合もあります。