2002年に宮城県の旧志津川町で、工務店を経営していた社長夫婦が殺害された事件は、未解決のまま3日で発生から22年が経ちました。警察が引き続き情報の提供を呼びかけています。

南三陸町内のスーパーの前では3日、警察官13人が事件の情報が書かれたボードを設置し、チラシを配りながら買い物客に情報の提供を呼びかけました。

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この事件は2002年5月3日、現在は南三陸町の一部となった旧志津川町で工務店を経営していた佐藤茂義さん(当時61歳)と妻のたけ子さん(当時59歳)が自宅で何者かに刃物で刺され殺害されているのが見つかったものです。

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犯人は、佐藤さんの家に窓ガラスを割って侵入していて、現場には犯人のものと見られる血の着いた軍手と足跡などが残されていました。また、通帳などが入ったたけ子さんの巾着袋が現場から持ち去られています。

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警察は金銭目当ての犯行も視野にのべ8万3000人を動員し捜査を進めてきましたが、東日本大震災の影響で現場となった自宅は取り壊され事件は未解決のままです。

南三陸警察署 佐々木勇治次長:
「月日の経過とともに情報件数は年々減っていますが、諦めずに根気強く情報収集に努めていきたい」

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南三陸警察署の捜査本部は事件に関する情報を受け付けています。電話番号は0226−46−3131です。