保育施設に入れない待機児童について、仙台市では3年連続でゼロとなりました。一方で、入所を保留する「隠れ待機児童」は540人に上っています。

仙台市によりますと、4月1日現在、保育施設に入れない待機児童は0人で、2022年から3年連続で「ゼロ」となりました。

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一方、特定の保育施設を希望するなどして入所を保留しているいわゆる「隠れ待機児童」は540人いて、去年の539人とほぼ同数となっています。

郡和子仙台市長:
「入所保留のお子様もまだいらっしゃるということで、これは課題と受け止め、解消できるように取り組みを進めなくてはならない」

また、仙台市内にある保育所など428か所のうち237か所に合わせて1661人分の空きがある状態で、希望者と受け入れ側との間で「ミスマッチ」も生じています。

仙台市は、「引き続き相談支援の取り組みを進めていく」と説明しています。