水俣病の患者・被害者団体と伊藤信太郎環境大臣との懇談中に環境省の職員が団体側のマイクの音を絞った問題で、伊藤大臣が8日、熊本県水俣市を訪れ患者らに謝罪しました。

伊藤信太郎環境大臣は8日夕方、熊本県を訪れ患者らに謝罪しました。

伊藤環境大臣:
「5月1日の意見交換会で、環境省のものが発言中にマイクの音を絞るという大変申し訳ないことがあった。心からお詫び申し上げたい」

この問題は5月1日、伊藤大臣が水俣病の患者・被害者団体から話を聞く場として開かれた懇談会で、環境省の職員が発言時間を過ぎたとしてマイクの音を絞ったものです。

これを受け、水俣病の被害者などで作る団体は7日、環境大臣宛てに謝罪と改めての意見交換の場を求める要望書を郵送していました。

伊藤環境大臣:
「環境省全体、環境大臣の責任として深く反省している。(マイクの音が)絞られた後、声は普通に聞こえていた。本当に絞ったのか環境省の職員がスイッチ切ったのか分からなかった」

TBC

この問題を巡っては宮城県内の市民団体も9日、環境省の対応に対する抗議文の提出を予定しています。