20日、宮城県の石巻港に係留中の貨物船で男性作業員2人が二酸化炭素中毒となりそのうち1人が死亡した事故を受け、国の運輸安全委員会が貨物船の安全管理に問題がなかったかなど事故の原因を調査する方針です。

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国の運輸安全委員会が調査するのは、宮城県の石巻港に係留中のパナマ船籍の貨物船「EVERFELICITY(エヴァー・フェリシティー)」です。この船では、20日、荷役作業をするために船の倉庫に入った男性作業員2人が二酸化炭素中毒で倒れているのが見つかり、石巻市の57歳の男性作業員が死亡、大崎市の53歳の男性作業員が軽症です。2人が倒れた倉庫には、密閉空間で酸素を吸収しやすいパームヤシ殻が積まれていました。国の運輸安全委員会は運輸安全委員会設置法に基づき25日、船の立ち入り調査をして安全管理に問題がなかったなど事故の原因を詳しく調べる方針です。