きょう正午ごろ、栃木県日光市の山林でクマが突然、50代の男性に覆い被さってきました。男性は、頭から出血するけがをしました。

正午ごろ、日光市足尾町にある病院から「職員がクマに襲われた」と110番通報がありました。

警察によりますと、50代の男性職員が病院近くの山林で休憩していたところ、クマが後ろから男性に覆い被さり、男性は頭から出血するけがをしました。

男性は自力で病院に戻り手当てを受けていて、命に別状はないとみられるということです。

男性は現場で2頭から3頭のクマを目撃していて、日光市は現場近くに捕獲用のわなを設置しました。市内では今年4月以降、クマの出没が相次いでいて、日光市などは注意を呼びかけています。