中国国防省の報道官は、台湾を包囲する形での軍事演習は「台湾独立の横暴と戦うものだ」などと正当化し、頼清徳総統について「火遊びをするものは必ずやけどを負う」とけん制しました。

中国国防省 呉謙 報道官
「今回の行動は『台湾独立』の横暴と戦い、外部勢力の介入を抑止するためであり、完全に合理的かつ合法で、正当かつ必要なものだ」

中国国防省の報道官は24日、台湾を取り囲む形での中国軍の演習について「『台湾独立』の横暴と戦い、外部勢力の介入を抑止するためのもの」と正当化。そのうえで、頼清徳総統について「就任以来『一つの中国』の原則に挑戦し、台湾の同胞を戦争と危険な状況に追い込もうとしている」と非難し、「火遊びをするものは必ずやけどを負う」と警告しました。

頼清徳総統は20日の就任演説で、「中華民国と中華人民共和国は互いに隷属しない」と訴えていて、中国は今後も圧力をかけ続けるものとみられます。