昨日17日(水)、最大震度6弱を観測した愛媛県や高知県では、20日(土)以降は断続的に雨が降るでしょう。21日(日)と23日(火)頃は雨脚が強まり、大雨となる恐れがあります。土砂災害に注意。

地震発生から1週間程度 最大震度6弱程度の地震に注意

昨日17日(水)23時14分頃に豊後水道を震源とする地震で、愛媛県や高知県で最大震度6弱を観測しました。

気象庁は、過去の事例では、大地震発生後に同程度の地震が発生した割合は1〜2割あることから、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度6弱程度の地震に注意するよう呼び掛けています。

20日(土)以降は断続的に雨 雨脚の強まることも

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揺れの強かった愛媛県や高知県など西日本では、19日(金)はおおむね晴れるでしょう。最高気温は25℃くらいまで上がり、汗ばむくらいとなりそうです。まだ体が暑さに慣れない時期ですので、熱中症に注意が必要です。

20日(土)から24日(水)の午前中は前線や低気圧の影響で、断続的に雨が降るでしょう。特に、21日(日)は活発な雨雲がかかり、雨脚が強まりそうです。23日(火)頃も断続的に雨が強まり、大雨となる恐れがあります。

揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっていますので、降雨の状況に十分注意してください。やむを得ない事情が無い限り危険な場所に立ち入らないなど身の安全を図るよう心がけてください。

大きな地震が起きたら

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緊急地震速報が発表されたり、突如揺れを感じたりした時も、慌てずに適切な行動がとれるよう、とるべき行動を知っておくようにしましょう。安全を確保するための行動例は以下の通りです。

① 家庭では頭を保護し、丈夫な机の下など安全な場所に避難してください。あわてて外に飛び出したり、無理に火を消したりしないようにしてください。扉を開けて避難路を確保することも大切です。
② エレベーターでは最寄りの階で停止させて、すぐに降りてください。
③ 街中ではブロック塀の倒壊等に注意しましょう。また、看板や割れたガラスの落下に注意してください。丈夫なビルのそばであれば、ビルの中に避難してください。
④ 自動車運転中はあわててスピードを落とさないでください。急ブレーキはかけず、緩やかに速度をおとしましょう。ハザードランプを点灯し、まわりの車に注意を促してください。大きな揺れを感じたら、道路の左側に停止してください。
⑤ 山やがけ付近では落石やがけ崩れに注意してください。