マイアミOPでのベレッティーニ
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男子テニスの4月8日付ATP世界ランキングが更新され、前週のハッサン2世グランプリ(モロッコ/マラケシュ、レッドクレー、ATP250)でツアー通算8度目の優勝を飾ったM・ベレッティーニ(イタリア)は前回から51上げて84位に浮上しトップ100に返り咲いた。

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27歳のベレッティーニは昨年8月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で足首を負傷し途中棄権。その後のシーズンを欠場した。今シーズンに入ってもしばらくリハビリを行っていたが、3月のアリゾナ・テニス・クラシック(アメリカ/フェニックス、ハード、ATPチャレンジャー)で復帰を果たすと、いきなり準優勝という成績を残した。

その後、ツアー復帰戦となった先月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)では初戦でA・マレー(イギリス)にフルセットの熱戦の末に敗退。

それでも前週のハッサン2世グランプリでは第6シードのA・シェフチェンコ(カザフスタン)や第4シードのL・ソネゴ(イタリア)、第7シードのM・ナヴォーネ(アルゼンチン)などシード勢を退け決勝進出。最後はR・カルバレス バエナ(スペイン)をストレートで破り2022年6月のシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)以来の優勝を飾った。

この勝利で250ポイントを獲得したベレッティーニは今回の世界ランキング更新で順位を大きく上げて84位に浮上。今年の1月1日付けの世界ランキング以来 約3か月ぶりのトップ100復帰を果たした。

なお、今週は7日に開幕したロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)にワイルドカード(主催者推薦)で出場。初戦で世界ランク66位のM・キツマノビッチ(セルビア)と対戦することとなっている。