先のチャンピオンズリーグ(CL)準決勝・第1レグは、韓国代表の2選手にとって悔しい結果となった。母国メディアも嘆いている

 まず、バイエルンのDFキム・ミンジェは、2−2のドローに終わったホームのレアル・マドリー戦に先発出場するも、2失点に関与。24分にヴィニシウス・ジュニオールに裏を取られ、先制ゴールを決められると、逆転して迎えた82分には、ペナルティエリア内でロドリゴを倒して同点弾となるPKを献上してしまった。

 トーマス・トゥヘル監督からは「2つとも『貪欲』すぎた」「残念ながらミス」と叱責され、同僚のトーマス・ミュラーからも激怒されるなど、マタイス・デ・リフトの怪我で回ってきたチャンスを活かせなかった。
【動画】ミスをしたキム・ミンジェのミスに激怒するミュラー
 一方、パリ・サンジェルマンのMFイ・ガンインはドルトムントに敵地で0−1と敗れた試合で出番なし。劣勢の展開にもかかわらず、お呼びが掛からなかった。

 韓国メディア『スポーツ朝鮮』は、「韓国選手に悪夢になったチャンピオンリーグ準決勝」と見出しを打ち、こう伝えている。

「まさに(選手を)守らなければならない(トゥヘル)監督が先頭に立って非難するのに忙しかった。もう一方では、(イ・ガンインが)まったく存在感が消えた。試合に負けている状況でも準備さえさせてもらえなかった」

 同メディアは「所属チームが準決勝まで勝ち上がったおかげで、ヨーロッパ最高のステージで自分たちの実力を証明する機会を得たが、第一レグの結果は失望だった。キム・ミンジェは先発で出たが、『戦犯』という声が出ている。イ・ガンインは出場できず、批評の対象にも入らなかった」と悲嘆している。

 第2レグで、2選手にチャンスは訪れるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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