途中棄権となったメドベージェフ
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世界ランク4位のメドベージェフは今大会、初戦の2回戦で世界ランク36位のM・アルナルディ(イタリア)、3回戦で同26位のS・コルダ(アメリカ)をいずれもフルセットで撃破。4回戦では第17シードのA・ブブリク(カザフスタン)をストレートで下していたものの、疲労が蓄積されていた。
対するレヘチカは2回戦で世界ランク130位のH・メジェドビッチ(セルビア)、3回戦で同118位のT・モンテイロ(ブラジル)、4回戦で元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)をいずれもストレートで破り8強入りを決めていた。
準々決勝、互いにサービスゲームをキープして迎えた第5ゲーム、ゲームカウント3−2としていたメドベージェフが治療を要求し右足をケア。さらに、ゲームカウント4−3となった場面でも治療を行い、徐々にプレー強度が落ちていった。その後第9ゲームでレヘチカにブレークを許したメドベージェフは第1セットを落としたタイミングで棄権を申請した。
思わぬかたちで勝利となった22歳のレヘチカは「ATPマスターズ1000」初の4強入り。準決勝では世界ランク35位のF・オジェ アリアシム(カナダ)と顔を合わせる。オジェ アリアシムは準々決勝で第1シードのJ・シナー(イタリア)と対戦予定だったが、シナーが腰の負傷で棄権したため不戦勝で4強入りとなった。
今大会のベスト4は第7シードのA・ルブレフ、第12シードのT・フリッツ(アメリカ)、そして第30シードのレヘチカ、世界ランク35位のオジェ アリアシムとなり、上位4シード不在となっている。
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