元世界ランク3位のティーム
画像提供:ゲッティイメージズ

26日に開幕するテニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)が14日にワイルドカード(主催者推薦)選手を発表。今季限りでの現役引退を表明した元世界ランク3位のD・ティーム(オーストリア)は本戦ワイルドカードを受け取ることはできなかったため、現時点では予選から出場することとなった。

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30歳のティームはツアー17勝をあげており、2020年には全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を制覇。全仏オープンでは2016年と2017年にベスト4進出を果たすと、2018年と2019年には準優勝、2020年にもベスト8に駒を進めた。

時に2018年と2019年にはともに決勝でR・ナダル(スペイン)に屈しており“ポストクレーキング”として期待されていた。

しかし、2021年に右手首を負傷するとキャリアが暗転。リハビリし復帰するも思うように勝ち星を挙げられずにいた中で、今年3月には右手首の痛みが再発したことを公表し、今月に入り今季限りでの引退を発表していた。

全仏オープンでの過去の成績もありティームには本戦のワイルドカードが付与されることが予想されていたが、今回発表されたメンバーに記載はなし。世界ランク117位のティームは本戦の補欠5番手として待機しているが、現時点では20日にスタートする予選から出場することになりそうだ。

全仏オープンが発表した男子シングルスワイルドカード8選手は以下の通り。

R・ガスケ(フランス)
T・アトマネ(フランス)
PH・エルベール(フランス)
H・マヨ(フランス)
N・モレノ デ アルボラン(アメリカ)
G・ペリカール(フランス)
A・ミュレール(フランス)
A ・ウォルトン(オーストラリア)


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