「第四北越フィナンシャルグループ」と大光銀行が10日、昨年度の決算を発表しました。いずれも純利益は増加となりました。

「第四北越フィナンシャルグループ」の全体の決算は、純利益が前年度より34億3500万円増加の212億300万円。

2023年度の目標に掲げていた200億円を突破しました。

銀行単体の純利益は160億6200万円で、前年度より12億1500万円の増加です。

県内経済は物価上昇や能登半島地震の影響を受けたものの、コロナ禍が明け、雇用や所得の改善があり国内全体で緩やかに回復したことを受け、持ち直しの動きとなったということです。

〈第四北越フィナンシャルグループ 殖栗道郎社長〉

「最終利益200億円に到達し、凌駕したという点においては、達成できた充実感を持っているし、第三者の皆さんからはしっかり評価していただけると認識している」

一方、長岡市に本店を持つ大光銀行の純利益は16億8900万円で、前年度より4億2700万円増加しました。

中小企業や個人向けの貸出金利息が増えたほか、サービスを拡充する中で手数料の収入が増えたことなどが要因としています。

〈大光銀行 石田幸雄頭取〉

「経営基盤の強化が着実に進んでいると感じており、この3月末に終了した第12次中期経営計画を充実した内容で締めくくれた」

また、大光銀行は6月25日付で川合 昌一専務取締役が新たに頭取に就任すると発表しています。