現地3月28日、韓国で行なわれている卓球の「WTTチャンピオンズ仁川」は女子シングルスのラウンド32を開催し、世界ランキング1位の孫穎莎(中国)と同14位の平野美宇(日本)が対戦。絶対女王が“新中国キラー”を寄せつけず、11−7、11―6、11-7のストレート勝ちを収めた。
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 中国メディア『捜狐体育』は「いきなり決勝トーナメント1回戦で注目のビッグマッチが実現した」と書き出し、「平野は昨年のWTTコンテンダー・ザグレブ大会で孫穎莎に勝利しており、この1年間で王芸迪には2度も勝利している」と紹介。そのうえで「孫穎莎個人だけでなく中国にとっての仇討ちマッチとなったが、孫穎莎はまったく危なげなく平野を退けた。驚くほどあっさりと3−0の完勝を収めたのだ」とレポートした。

 同メディアは快勝を飾った孫穎莎のコメントも掲載。「(平野とは)およそ8か月ぶりの対戦となりましたが、とにかく高い集中力が求められました。平野選手は総合力が高い。相手に息をつく暇も与えたくなかった。準備した通りに試合を進めて勝利も掴めて、本当に嬉しいです」と話し、会心の笑みを浮かべた。
  同日、世界ランキング6位の早田ひな(日本)が同38位のマニカ・バトラ(インド)を3−2で下してベスト16に進出。『捜狐体育』は「早田と孫穎莎が共に次戦で勝利すれば、準々決勝で激突する。まだ油断はできない」と警戒を強めた。

 そのほか日本女子では同8位・伊藤美誠が25位のリュウ・ヤンギ(ニュージーランド)に3−2で勝利して初戦を突破。同12位の張本美和はこのあと同17位のチュ・チョンヒ(韓国)と1回戦を戦う。

構成●THE DIGEST編集部

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