現地時間4月3日、ロサンゼルス・レイカーズは敵地キャピタル・ワン・アリーナでワシントン・ウィザーズと対戦し、125−120で勝利。先発出場を果たした八村塁は、かつて3年半在籍した古巣相手に19得点、7リバウンド、1アシスト、1ブロックをマークした。

 八村にとって、NBA入りした2019年から昨年1月23日にトレードで去るまで3シーズン半にわたって在籍したウィザーズへの地元凱旋は初。ロード6連戦の最終日を迎えたレイカーズは、ディアンジェロ・ラッセル、オースティン・リーブス、八村にレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスの不動の先発で臨んだ。

 八村は開始42秒、ジャンプシュートでチーム最初の得点を決めると、その後もレブロンのミスショットをフォローして4得点。チームは最初の4分間でウィザーズに5本連続で3ポイントを許すなど8−19のスタートとなったが、ラッセルの連続3ポイントやデイビスのインサイドプレーを中心に立て直し、39−29で第1クォーターを終える。

 第2クォーターは開始4分強で4点差に迫られたなか、残り7分41秒に投入された八村が3ポイントで反撃。その後はカイル・クーズマに4点プレーを献上するミスもあったが、残り1分11秒にはダンクを決めて9得点、チームも67−60とリードして折り返した。
  後半もリバウンドからの速攻で早々にゴールを奪った八村は、ここから守備で相手のダンクをブロック、攻撃ではカッティングからファウルを受けながらレイアップ成功、直後にもミドルジャンパーで加点と攻守で躍動。ただ、レイアップ後には右太ももの裏を抑えて気にする素振りを見せるなど、不安がよぎる場面も。

 それでも一度ベンチへ下がった第4クォーターは残り6分12秒に再投入されると、リバウンドやリーブスへの好アシストで3ポイントをお膳立て。その後は力強いドライブとカッティングから2本のレイアップを決めて不安を一掃した。

 第4クォーターに連続15失点で2点差に迫られたチームも、最後は経験の差を見せつけて勝利。3連勝で、敵地6連戦を5勝1敗で乗り切った。

 八村は27分28秒間の出場で19得点。フィールドゴール成功率75.0%(9/12)、3ポイント成功率50.0%(1/2)と相変わらず高精度のオフェンスを展開し、出場時の+/−(得失点差)はデイビスの+29に次ぐチーム2位の+21を記録した。

 レイカーズはデイビスが第1クォーターの19点を含む最多の35得点、18リバウンド、3ブロック、レブロンが25得点、7リバウンド、9アシスト、ラッセルが18得点、リーブスが16得点をマーク。ベンチ陣は計12得点と課題を残したが、下位に低迷するウィザーズをスターパワーで退けた。

 44勝33敗でウエスタン・カンファレンス9位のレイカーズは、レギュラーシーズン残り5試合。7試合ぶりにホームに戻る6日(日本時間7日)の次戦は、イースト3位のクリーブランド・キャバリアーズと対戦する。

構成●ダンクシュート編集部

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