現地時間4月14日(日本時間15日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズは敵地スムージーキング・センターでニューオリンズ・ペリカンズと対戦。レギュラーシーズン最終戦となったこの試合に124−108で勝利を収め、今季成績を47勝35敗(勝率57.3%)としウエスタン・カンファレンス8位を確定させた。

 両軍の先発は、レイカーズがディアンジェロ・ラッセル、オースティン・リーブス、八村塁、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスという不動の5人。対するペリカンズはCJ・マッカラム、ハーバート・ジョーンズ、ザイオン・ウィリアムソン、ヨナス・ヴァランチュナスに加え、ブランドン・イングラムが左ヒザの負傷から13試合ぶりに復帰し、両チームともベストラインナップでゲームに臨んだ。

 第1クォーター、レイカーズはデイビスが14得点、さらにレブロンが8アシストと2枚看板がオフェンスを牽引。28−24と4点リードで最初の12分間を終えると、続く第2クォーターは攻守でさらにギアを上げ、前半終了時点で70−53と圧倒。レブロンがザイオン相手に強度の高いディフェンスを見せるなど、不甲斐ない内容だったメンフィス・グリズリーズとの前戦とは見違えるようなエナジーあふれるプレーをチーム全体で披露した。
  第3クォーターも流れは変わらず、レイカーズが最大32点までリードを拡大。その後ペリカンズもザイオンを中心に盛り返すも、99−77とレイカーズの大量リードで第4クォーターを迎えた。

 ラスト12分、ペリカンズはウエスト6位確定を狙うべく最後まで粘りを見せるが、残り2分4秒に主力を下げて白旗。レブロンが28得点に11リバウンド、17アシストのトリプルダブルを達成、チームも圧勝とレイカーズが最高の形でレギュラーシーズンを締めくくった……と言いたいところだが、残り5分22秒にデイビスが負傷退場と、今後の戦いに一抹の不安を残した。

 八村は第1クォーター残り10分24秒、ゴール下でレブロンのアシストを受けボースハンドダンクを叩き込むと、続くポゼッションでも再びレブロンのキックアウトを受け左コーナーから3ポイントをヒット。最初の12分間は丸々コートに立ち、第1クォーター終了と同時にベンチへ下がった。
  第2クォーターは残り7分23秒から登場。残り6分7秒、ザイオン相手にフィジカルを活かして好守を披露しガッツポーズを見せると、続くポゼッションで左ベースラインをカッティングして豪快なワンハンドスラムをお見舞い。さらに残り3分53秒、2分42秒にもカッティングからレブロンの鋭いアシストを受けワンハンドダンクを叩き込むなど、前半だけで4本のダンクを成功させ11得点を奪取した。

 第3クォーターは頭からコートへ。ただ、残り5分42秒に右コーナーから3ポイントを放ったのみでショット機会は少なく、得点を記録することはできなかった。
  第3クォーターは途中に約2分半休んだのみで、第4クォーターもスタートから登場。残り10分43秒、スティールからトランジションに持ち込むと、頭の後ろを通す絶妙パスをデイビスに送る華麗なプレーを披露する。ただ、この12分間もシュート機会はなく、後半は得点を積み上げることができなかった。

 最終的なスタッツは、34分16秒のプレータイムで11得点(フィールドゴール5/10、3ポイント1/4)、7リバウンド、4アシスト、2スティール。4試合連続の2桁得点をマークし、レギュラーシーズンを締めくくった。

 ウエスタン・カンファレンス8位でレギュラーシーズンを終えたレイカーズ。プレーイン・トーナメントではこの日と同じく、7位ペリカンズと敵地で対戦することになる。今季対戦成績は3勝1敗、この試合でも圧勝したように好相性なだけに、勝って第7シードを勝ち取りたいところだ。

構成●ダンクシュート編集部

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