ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平から1600万ドル(約24億5000万円)を不正送金したなどとして、元通訳の水原一平容疑者が連邦検察から訴追された一大賭博スキャンダル。事件をスクープしたひとり、米ネットワーク『ESPN』のティシャ・トンプソン記者が新たな署名記事を掲載した。
【PHOTO】大谷翔平の妻、田中真美子が輝いた“現役バスケ選手時代”を厳選フォトで一挙紹介! 貴重なショートカット時代も

 同記者は「ショウヘイ・オオタニから盗まれた数百万ドルはラスベガスのカジノを経由してブックメーカーへ渡った」と題し、水原容疑者から胴元であるマシュー・ボウヤー氏にどのようにして資金が流出したのかを詳報した。ボウヤー氏に支払われた水原容疑者の負け分のうち50万ドル(約7650万円)が、ラスベガスやカリフォルニアのリゾートカジノでチップに変換され、ボウヤー氏と妻ニコルさんらからなるグループが使用。そして賭けに勝てば、チップを現金化していたという。

 さらにトンプソン記者は「ボウヤーはラスベガスで“クジラ”として知られており、カジノフロアで何百万ドルも失うことを恐れない高額ギャンブラーだ」と説明し、「彼はリゾートカジノを訪れるたびに25万ドル(約3825万円)から100万ドル(約1億5300万円)をもたらすと評判で、月に2、3回訪れることもあった、と情報筋は語っている」と伝えた。
  ボウヤー氏が最初に訪れた際、彼は80万ドル(約1億2200万円)以上をリゾートカジノに落としたという。その見返りとして、彼と妻らのグループはカジノ側から超高級な「コンプ」を受け取った。トンプソン記者によるとコンプとは、「無料の飲食、ゴルフ、ショーやスポーツイベントのチケット、ホテルのスイートルーム、プロモチップなどが含まれている」そうで、かなりスペシャルな特典だ。胴元夫妻らは言うなれば、大谷の口座から不正送金されたカネで豪遊していたことになる。

 連邦検察は南カリフォルニアで違法賭博組織がカジノやホテルを通してマネーロンダリングしてきた経緯を追っている。なお水原容疑者は5月9日に裁判所にふたたび出廷し、罪状認否に臨む予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】「すごく緊張してる!」大谷翔平が妻・真美子さんを紹介した“超大物女性”にネット騒然!「ま、まさかのレジェンド登場」「そりゃ固まるわ」

【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け!