日本最強右腕が好調をキープしている。

 現地5月7日、本拠地でのマイアミ・マーリンズ戦で今季8度目の先発登板を迎えたロサンゼルス・ドジャースの山本由伸は、メジャー自己最長となる8回(97球)を投げ、5安打5奪三振、無四球、2失点。チームを勝利に導き、今季4勝目(1敗)をマークした。これで防御率は、開幕戦直後の45.00から2.79へと大きく改善している。
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 この日、初回先頭ジャズ・チザムに先制アーチを浴びた山本だが、その後は冷静に立て直し、マーリンズ打線に的を絞らせないピッチングを披露。速球とカーブ、スプリットの変化球をうまく組み合わせ、2回以降の失点は、6回に浴びたブライアン・デラクルーズのソロによる1点のみだった。また、ハイクオリティースタート達成はメジャー初だ。

 日本人右腕の好投を受け、ドジャースの専門サイト『Dodgers Digest』に寄稿するブルース・クンツ記者は、自身のX(旧ツイッター)を更新。「なんというパフォーマンスだ」と感嘆の声を漏らすと、「今夜のヤマモトは素晴らしいの一言に尽きる」「彼のコマンドは正確」「終始コントロールが良かった」と称賛の言葉を並べている。
  さらに、ドジャースのニュースを専門的に扱う『Dodgers Nation』のダグ・マッケイン記者は、「またもヤマモトが素晴らしかった。韓国でのデビュー以降、41イニングで8失点、防御率1.76だ」と反応。ドジャース番記者で米放送局『ESPN』の番組にも出演しているブレイク・ハリス氏は、「彼がどんどん良くなっていく」と高評価を綴っていた。

 なお、ドジャースはこの試合に8対2で勝利し、今月負けなしのチーム6連勝。5カード連続の勝ち越しを決め、貯金を今季最多の「12」に伸ばしている。

構成●THE DIGEST編集部

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