サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は今月6日、敵地でのシカゴ・カブス戦で先発し、5回を投げ被安打3、無失点というピッチングで今季2勝目を手にしている。先月途中、首の張りにより負傷者リスト(IL)入りとなるも、4月30日のシンシナティ・レッズ戦での復帰登板で今季初勝利。さらにその6日後、前所属球団との対戦でふたつ目の白星をマークした。

【PHOTO】大谷翔平!鈴木誠也!山本由伸!2024年の世界最高峰・MLBで戦う日本人選手を一挙紹介! 開幕直後からIL入りまでの5度の登板では思うような結果が残せなかったものの、その後、勝ち星を得た2登板ではいずれも無失点に抑えた。次戦は5月12日、ロサンゼルス・ドジャースとのカード3戦目での先発が予定されており、今度は本拠地ペトコ・パークで古巣と相まみえる。

 3連勝への期待も高まる中、現地専門サイトでは、日本人右腕が次戦以降の登板において、自身へ「課題」を設定したと伝えている。

 パドレスの情報を発信する『Inside The Padres』では、5月8日にダルビッシュの特集記事を配信。その中では、前回登板の内容について触れており、「月曜日に元チームと対戦し、ダルビッシュは2年連続の完封パフォーマンスを披露した。その試合では37歳のエースも5イニングを投げ、わずか3安打、無失点、1四球を許して、打者5人から三振を奪った」と称賛している。

 その上で、「またも好調な投球をみせたにもかかわらず、ダルビッシュは次の先発で改善すべき点として、目標を設定している。先発で球数を100球に近づけることだ」と説明。続けて、「ダルビッシュは今シーズン、まだ1試合で100球を投げていない。これまでに彼が投げた最多は、パドレスがロサンゼルス・ドジャースに6対3で勝利するのに貢献した4月14日の92球だ」と今季のパフォーマンスを振り返っており、「直近のカブス戦で83球を投げ、ILから復帰した最初の試合で70球を投げた時よりもステップアップした」と指摘している。

 さらにトピックでは、球数の他にも「ダルビッシュは総投球数以外でも、1試合で5イニング以上を投げることも目指している」と投球回を稼ぐことも課しているとも綴っている。

 次回、予定通りドジャース戦のマウンドに登れば、ダルビッシュにとって今季3度目の対戦となる。堅実な課題へ取り組みながら完全復調を目指すベテランが、同地区首位を走る強豪を相手にどんなピッチングを披露するか、注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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