現地時間5月12日(日本時間13日、日付は以下同)、デンバー・ナゲッツはミネソタ・ティンバーウルブズとのウエスタン・カンファレンス準決勝第4戦に115−107で勝利。シリーズ成績を2勝2敗のタイに戻した。

 この試合、ナゲッツの勝利の原動力となったのはアーロン・ゴードンだ。28歳のフォワードは、ディフェンスではカール・アンソニー・タウンズからアンソニー・エドワーズまで、内外問わず相手スコアラーとのマッチアップを担当。オフェンスでは強靭なフィジカルを活かしたアタックやジャンパーを高確率で沈め、10本連続を含むFG11/12をマークしたほか、ジャマール・マレーの負担を軽減すべくボール運びも担当するなど、マルチな活躍を見せた。

 最終的にゴードンはこの試合、チーム最多となる41分8秒のプレータイムで27得点、7リバウンド、6アシスト、1スティール、2ブロックと大暴れ。攻守で躍動した万能戦士について、ナゲッツ指揮官のマイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)は試合後の会見で「我々は彼なしでは勝てない」と切り出し、こう続けた。
 「オフェンス、ショットメイキング、プレーメイキング、フィジカル、2人のオールスター(エドワーズ、タウンズ)に対するディフェンス。今、彼に求められていることはとても多い。本当にアンセルフィッシュだ。アーロンのプレーを心から誇りに思うし、それがこのシリーズをタイに持ち込むことにつながったんだ」

 ゴードンのパフォーマンスについて、マローンHCはそう手放しで称賛した。

 ホームでの最初の2試合を落としたものの、敵地で連勝を飾り戦績をタイに戻した昨季王者ナゲッツ。実力伯仲の好シリーズ、攻守でアンセルフィッシュにチームを支えるゴードンが勝利のカギを握りそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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