“スポーツの熱狂を先取りする”ことを目指す新感覚のスポーツ番組「ABEMAスポーツタイム」(毎週日曜夜10:00〜10:30 ABEMA SPORTSチャンネル)#30が、3月24日に放送された。

本番組は、2024年のレギュラーシーズン公式戦324試合の生中継するメジャーリーグベースボール(以下、MLB)を中心に、現在、ABEMAで生中継しているプレミアリーグやブンデスリーガなど注目スポーツの最新情報を毎週日曜に生放送で紹介している。本放送回では、番組のスペシャルサポーターの影山優佳、サッカーのメインコメンテーターとして、元サッカー日本代表の槙野智章、野球のメインコメンテーターとして、元メジャーリーグ選手の川崎宗則に加えて、コメンテーターとしてトータルテンボスの藤田憲右が出演した。

■MLB開幕戦

番組では、話題となったスポーツとして、3月20日に韓国・ソウルで開催されたロサンゼルス・ドジャース対サンディエゴ・パドレスのMLB開幕戦のニュースを紹介した。

大谷翔平選手や山本由伸投手らが所属するドジャースと、ダルビッシュ有投手や松井裕樹投手らが所属するパドレスによる“夢の日本人対決”に注目が集まったこの開幕カードに、サッカーファンの影山も大注目で、「人生で初めて野球を録画しました! そのくらい楽しみにしてました」と明かした。

また、ダルビッシュ投手と大谷選手の初対決を全打席ふり返るとともに、大谷選手に軍配があがった第2打席の配球を川崎が実演解説した。

川崎は「ダルビッシュくんは、翔平さんのために開発した新球があるんです。それは、ちょっとシンカーっぽくもありつつ、フォークでもあるような球。ダルビッシュ博士はそれを1打席目で投げると、翔平さんはまっすぐの球だと思って振りにいき、ショートゴロになったんです」と布石となる第1打席を説明した上で、「翔平さんはすでにそれを見ているから、第2打席ではバットを振らなかった。その姿に、ダルビッシュくんは『もう対応してる』と思い、今度は内角にカットボールを投じたが、予想外の特大ファウルとなって『ちょっとでも甘くいったらヤバイな』と思ったはず。こうして特大ファウルが頭から離れず、その後のボールは曲がり切っていなかった」と指摘した。

川崎の実演解説を受けて、槙野は「1球1球に意味があると思うと、野球っておもしろいし、奥深い」と感心し、影山は「こんな駆け引きがあるんですね! 川崎さんの解説はわかりやすい」と興味津々で耳を傾けていた。

※川崎宗則の“崎”は立つ「崎」が正式表記