PK戦の末、レアルに敗戦

昨シーズンのCL王者マンチェスター・シティはラウンド8でレアル・マドリードと対戦。2戦合計スコアは4-4の引き分けだったが、PK戦の末に敗退を喫してしまった。

2ndレグはレアルに先制点を許してしまったが、120分を通して試合を支配していたのはシティだ。再三チャンスを作り、レアルのゴールに迫ったが、意地を見せたレアルが勝負強さを見せた。残念な結果に終わってしまったシティだが、指揮官のペップ・グアルディオラはチームを称賛し、FAカップとプレミアリーグのタイトルに向けて再び立ち上がらないといけないとコメントを残した。

「自分たちがやってきたことに後悔はない。他のスポーツなら統計で勝てただろうが、これがサッカーの素晴らしいところだ。ヨハン・クライフは『運は存在しない』と言ったが、彼と同意見だ。今夜は点を取ることができなかった。 痛いけど、なんと素晴らしい負け方だろう。今夜は気分が悪いし、自分たちを奮い立たせなければならない」

「この選手たちに何と言えばいいのか?我々は自分たちが自分たちであること、そして自分たちのやっていることを示す必要があった。まだ十分じゃなかった、それだけ」(英『Daily Mail』より)

ペップは今大事なことは体を休ませて週末のFAカップに向けて気持ちを切り替えることだとも語っており、120分、そしてPK戦まで戦った選手たちを労いながら、次の戦いに気持ちを切り替えている。

今シーズンのCLの旅は終わってしまったが、FAカップ連覇や前人未到のプレミアリーグ4連覇などシティにはまだ戦うべきタイトルが残っている。そのためにもまずはFAカップ準決勝を勝たなければならない。相手は好調のチェルシーであり、今シーズンシティは勝つことができていない相手でもある。悔しい敗戦をした次の試合こそ、本当に強いチームかどうかが試されるが、ペップ・シティは再びタイトルに向けて前進することができるだろうか。