39歳と指揮官としては若手だが才能を発揮し続けている

ポルトガルリーグのスポルティングCPのルベン・アモリム監督が、月曜日に渡英しプレミアリーグのウェストハムと会談を行ったことを認めた。

アモリム監督は、2020年3月にシーズン途中からスポルティングに就任し、翌2020-21シーズンには期待に見事に応え、19年ぶりのリーグ優勝とカップ戦でタイトルを獲得した。昨シーズンは惜しくもリーグ2位だったが、きっちりカップ戦のタイトルを勝ち取り、今シーズンもここまで首位をキープ。日本時間29日早朝に行われるポルト戦に勝利すればタイトルが確定する重要な時期に来ている。

彼のそんな実績が認められて、以前からリヴァプールの後任としての噂が立っていた。しかし、ここにきてオランダ、フェイエノールトのアルネ・スロット監督が最有力候補となったと幾つものメディアが伝えている。そんな中、今回ウェストハムの次期監督候補になっている事実が明白となった。

ところがアモリム監督は会談を終えて帰国すると、記者から渡英したタイミングの悪さについて問われ、「間違いでした。タイミングは完全に間違っていた」と答え、「私は常に選手たちに敬意を払うようにしていたが、事前にクラブにも伝えたが、それでもこの行動は間違いだった。本当に申し訳なく、ファン、クラブ、選手たちにはお詫びします」と謝罪した。

いくら実績があり、引く手数多だったとしても、この行動は軽率だったと言わざるを得ない。彼なら目の前の仕事をきっちり終わらせてからでも十分に時間はあっただろうと思われるからだ。

彼が来シーズンどこのクラブに渡るかはわからないが、まずは浮き足立たず確実に職責を果たし、クラブとのわだかまりを残さず、キャリアを成功に導いてもらいたい。