すでに存在感を発揮

リーグ・アン3連覇を決めたパリ・サンジェルマン(PSG)。クープ・ドゥ・フランスでは決勝進出を決めており、CLでも準決勝に進んだことから3冠の可能性を残している。

絶対的エースのキリアン・ムバッペが今シーズン限りで退団する可能性もあり、これまでチームの顔としてプレイしてきたムバッペの最後のシーズンでの偉業が期待されている。レアル・マドリードへの移籍が噂されているムバッペだが、今夏の移籍が実現したならば、リオネル・メッシ、ネイマールらも揃えていたPSGスター軍団の一時代が終わるだろう。

そんななか、『FootballTransfers』では「PSGの明るい未来」と題し、新時代を迎えるかもしれないチームの中心選手なることが期待されている3人の新星について取り上げている。

1人目はMFヴィティーニャ(24)だ。2022年にポルトからやってきた同選手はPSGの中盤を統べる1人だ。同メディアは、昨季2ゴール4アシストだった同選手が、今季ここまで9ゴール5アシストに伸ばした点に注目しており、自信を深めていっていると称賛。CLラウンド8のバルセロナ戦でも2戦で2ゴールという結果を残しており、大一番で結果を残した。

そして2人目は同じく中盤のMFウォーレン・ザイール・エメリ(18)だ。生え抜きである同選手はまだ18歳ながらもすでにトップチームで公式戦70試合に出場しており、将来を嘱望されている選手だ。ルイス・エンリケ監督の下、その存在は確固たるものとなり、同メディアは「彼が世界最高のボックス・トゥ・ボックスのミッドフィルダーになるポテンシャルを持っていることは疑う余地がない」と評価している。

最後の3人目はFWブラッドリー・バルコラ(21)だ。昨夏にリヨンからPSGにやってきたバルコラはムバッペの後継者として期待されるドリブラーであり、すでにその片鱗を見せつつある。同メディアはCLラウンド8のバルセロナ戦のパフォーマンスを称賛しており、昨夏に4500万ユーロで獲得した同選手の獲得はギャンブルではなかったと言及。

今季ここまで公式戦44試合で43ゴール10アシストを記録するムバッペはやはり怪物ではあるが、PSGにもヴィティーニャやザイール・エメリ、バルコラといった将来が楽しみな逸材が台頭してきている。