L・ディアス、サラーの動き次第で攻撃陣再編も

今夏にユルゲン・クロップが退任するリヴァプールは、新指揮官の下で新たなスタートを切ることになる。新指揮官候補はフェイエノールトを指揮するアルネ・スロットが有力となっているが、チームはどう変わるのか。

リヴァプール専門サイト『This Is Anfield』が注目したのは、ウイングだ。ここは左にルイス・ディアス、右にモハメド・サラーがいるが、両者とも今夏の去就は不透明なところがある。

両者に動きがある場合は新戦力の獲得が不可欠だが、候補となるウイングは誰か。同サイトは候補者を数名リストアップしているが、そこには日本人選手が2人含まれている。

まず1人は、以前から何度か噂されてきたレアル・ソシエダの久保建英だ。右サイドからの仕掛けを得意とするレフティーの久保は、サラーの後釜候補の1人と考えられている。タイプは異なるが、ソシエダではハイレベルなパフォーマンスを見せてきた。プレミアリーグでも違いを生み出せるはずだ。

そして2人目は、左サイドに入るスタッド・ランスFW中村敬斗だ。昨夏にオーストリアのLASKリンツからリーグ・アンのスタッド・ランスへ移籍したばかりだが、早くからスタメンを確保。今季ここまでリーグ・アンで4ゴール1アシストの成績を残している。リヴァプールへの移籍は大きすぎるステップアップとなり、23歳と若い中村は5大リーグの強豪でプレイしてほしい選手だ。

他の候補者として紹介されたのは、イングランド2部のリーズ・ユナイテッドでリーグ戦19ゴール9アシストと大暴れしている22歳のオランダ人FWクリセンシオ・サマーフィル、アスレティック・ビルバオの快速FWニコ・ウィリアムズ、クリスタル・パレスのミカエル・オリーズ、PSVのヨハン・バカヨコ、ウェストハムのモハメド・クドゥスだ。

いずれも突破力のあるアタッカーだが、果たしてリヴァプールの前線は今夏にどこまで変わるのか。ディアスとサラーの動き次第だが、ここは今夏注目ポイントの1つになりそうだ。