商業高校に通う台湾の生徒たちが8日、宇都宮商業高校を訪れ生徒たちと交流を深めました。

宇都宮商業を訪れたのは台湾、台中市の台中家事商業高級中等学校の生徒38人です。これは、県が推進する外国人観光客誘客事業の一環として、訪日教育旅行を行う台中家事商業に呼びかけて実現したものです。

宇都宮商業への訪問はこれが3回目で、今後も学術交流を行う協定書の調印が行われたほか、歓迎レセプションではそれぞれの高校の生徒がのチアリーディングやダンスを披露しました。

宇都宮商業は昨年度、簿記や情報処理の資格を取得した生徒の数が日本一になりました。一方の台中家事商業は2421人の生徒が通うマンモス校で、資格の合格率、進学率では台湾一の実績を誇ります。

交流会では宇都宮の銘菓とともに茶道でもてなしたり、書道で「桜」をひらがな、カタカナで書く体験をしたりしました。国・地域は違っても「商業」という同じ分野を学ぶ生徒どうし、すぐに打ち解け合い交流を深めていました。

(台中家事商・今回の訪問団代表の張惠慈さん)
「日台お互いに助け合うことが必要です。私も能登半島地震の時には寄付をしました。宇商の皆さんは優しくて、本当に楽しかったです」