プラモデルを作った後に残る、プラスチックをリサイクルする授業が12日、さくら市の小学校で行われました。

 プラスチックのリサイクルを体験する授業、「マイプラスチックステーション」が行われたのは、さくら市の上松山小学校です。この授業は、東京都の玩具メーカー「バンダイスピリッツ」が手掛けているもので、この日は4年生86人が、社会科の「ごみはどこにいくの」の授業として、体験しました。

 バンダイスピリッツが全国で実施している、ガンダムのプラモデルでものづくりの楽しさを学ぶ「ガンプラアカデミア」の授業が去年、上松山小学校で行われている縁などから今回、学校のカリキュラムとして、全国で初めて実現しました。

 授業では、プラモデルを作る過程で部品を切りとった後に残る、ランナーと呼ぶ枠の部分を再利用して、別のプラスチック製品に作り直す体験が行われました。バンダイスピリッツによりますと、この機械でA4判サイズのランナーを使うと、30センチの物差し1枚に、およそ20秒でリサイクルできるということです。

 児童たちが、手渡されたランナーを細かく砕く機械に投入すると、すぐに加熱、加工されてプラスティック製の「物差し」が出来上がりました。出来上がった「物差し」をもらった児童たちは、お互いに比べあうなどして、リサイクルを実感していました。

 バンダイスピリッツでは、このプラスティックのリサイクル授業を、全国で実施したい考えです。