俳優の山崎育三郎(38)が10日、大阪市内で全国ツアー「THE HANDSOME」(5月18日〜9月11日)の取材会に出席した。

 公演の1部は劇作家で演出家の根本宗子氏がプロデュースし、山崎が演じるハンサムな詐欺師の人間模様を描いた作品。

 根本氏が結婚詐欺師の密着ドキュメンタリーを見て、思いついたテーマだという。24日にはここで使用する楽曲を収録した6年ぶりのオリジナルアルバム「The Handsome」をリリースする。

 山崎は「(根本氏が)それを見た時にピンときたらしくて、『山崎育三郎、結婚詐欺師、これだ!』って、なんでしょうね。自分では結婚詐欺師ってピンとこないんですけど」と肩をすくめた。自身もそのドキュメンタリーを見て「最終的にだまされた女性たちも彼を憎しみきれてない。なんか不思議な魅力があった」と感想を語った。
 
「自分がずっとチャレンジしたかったオリジナルミュージカル。今までに無かった物語を中心としたアルバムです。みなさんには曲ごとではなく物語として順番に聞いていただきたい」とアピールした。

 前日9日には甲子園で国歌独唱のスーツからタイガースのユニホームに早着替えして始球式に臨んだ。「(ミュージカル)トッツィーで鍛えられたんで」と、過去の公演での早着替えの経験が生きたと話した。

 子どもの頃から野球が大好きで「プロ野球全体のファンです。12球団の国歌と始球式をやりたい。ユニホームを全部集めたいです。最終的には大谷翔平選手がいるドジャースにも行きたい」と夢を語り、「イチローさんの引退試合(東京ドーム)で歌わせていただいた。最後はメジャーリーグまで行きたい」と興奮冷めやらぬ様子で語った。