25日夜に放送されたテレビ朝日系ドラマ「Believe―君にかける橋―」第1話では、主人公のゼネコン土木設計部の部長・狩山(木村拓哉)の数奇なストーリーが描かれた。

 心血を注いだ「龍神大橋」の建設現場で事故発生という、まさかの事態に直面した狩山。納入された資材に問題があったのだが、経営幹部の意向によってその事実は対外的に伏せられ、狩山が業務上過失の罪を犯したことにして実刑収監されるハメになった。

 ドラマ撮影について木村は「三重県」とロケ場所をテレビ朝日の番組で語っていた。ネット上では同県志摩市、国道260号に架かる志摩大橋だと指摘されている。テレ朝で映された橋の写真と形状が同じ。現地ではテレビ撮影のため通行規制も3月に実施との告知があった。

 志摩半島南部にある同橋は「志摩パールブリッジ」の名もあり、志摩市のシンボルと言われる。アーチ形で「ニールセンローゼ橋」というスウェーデン発祥の橋梁形式とも。英虞湾をはさんで、2016年の伊勢志摩サミットで首脳会議が行われた賢島がある。

 フィルムコミッションがある伊勢志摩は、06年の映画「小さき勇者たち GAMERA」の撮影で知られる。巨大化した亀のトト(ガメラ)が志摩大橋をはさんで怪獣ジーダスとにらみ合う。ガメラ生誕40周年記念作だった。

 いきなり惨事に見舞われた「龍神大橋」。2話以降、どんなエピソードの舞台となるのか。