石原さとみが主演し、KAT―TUNの亀梨和也が出演しているドラマ「Destiny」(テレビ朝日系)が見逃し配信サービスTverで断トツの人気を誇っている。

 同ドラマは、女性検事の石原と大学時代の恋人役の亀梨が再会し、封印してきた青春時代の事件と向き合うサスペンスラブストーリー。平均世帯視聴率は初回が7・9%、30日の第4話が7・5%と健闘しているが、注目はTVerでのお気に入り登録数だ。

 ある芸能関係者は「お気に入り登録数が約110万人に上っており、4月期のドラマの中では断トツ。100万人を超えるというのはかなりの話題作です。1月期に話題となった『不適切にもほどがある!』(TBS系)が120万人ぐらいなので、相当なスピードで登録者数が伸びています」と話す。

 その要因は一つではないだろうが、同関係者は「主要キャストの田中みな実が初回で交通事故で亡くなるという展開も大きかったのでは。亀梨との熱愛報道があり、ドラマを直視できないという亀梨ファンも少なくなかった。それが初回で田中が〝退場〟したため、気持ちを新たにして見ることができたという人が多かったとみられています」と分析する。

 そんな中、猛追しているのが長谷川博己主演の「アンチヒーロー」(TBS系)と山下智久主演の「ブルーモーメント」の2作だ。共に80万人超えを達成しており、100万人は射程圏内と言える。

 特に山下と言えば、2005年にドラマ「野ブタ。をプロデュース」(日本テレビ系)で亀梨と共演。「修二と彰」として歌った主題歌「青春アミーゴ」が大ヒットし、その後ユニット「亀と山P」を組んだ。

「今年は亀梨が開催したイベントに山下が登場して大きな話題になりましたが、ドラマでも亀梨が火曜放送で、山下が水曜放送。2人のファンにはたまらない2日間になっている。やはり2人の存在感はすごいと改めて感じているファンは多いです」(同)

 2作のドラマの展開だけでなく、登録者数の伸びにも注目だ。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)