俳優の市原隼人(37)が4日、横浜市内で行われた「映画『おいしい給食 Road to イカメシ』 第2回横浜国際映画祭舞台あいさつ」に登場した。

 市原演じる、給食をこよなく愛する中学教師「甘利田幸男」を中心とした飽くなき〝給食道〟を描き続けてきた同シリーズ。19年のドラマ化や20年の映画化などを経て、今月24日に新ストーリーがロードショーとなる。

 市原は「第1弾を作ったころは、まさか続編を作るとは夢にも思ってもみませんでした」と正直な思いを吐露しながら「第3弾を作る意義を見つめながら、現場で必死になりながら今できる全てを尽くしました。役者のやるべきことは、やはりお客様に向けてお芝居をするべきなんだと、そんな大切な醍醐味を学ばせていただきました」と役と向き合った日々を振り返った。

 給食がテーマの同作。自身の学生時代を振り返り「(給食は)今思うと、人間愛を育んだり地産地消によって郷土愛を育んだりできる素敵な時間だったな」と懐かしそうに語り「でも子どものころはそんなこと考えられないですよね。とにかく早く食べたい。早く食べられる人がカッコイイって思ってました(笑い)」と話し会場の笑いを誘った。

 イベントでは市原と綾部真弥監督が、当日の抽選で選ばれた4組の来場者との写真撮影に応じるサプライズも。給食帽を被った子どもたちが当選すると、市原は目を輝かせて笑顔で駆け寄り何度もハグ。子どもたちも市原との貴重な交流の時間を楽しんだようで、大きな笑顔を見せていた。