お笑い芸人の小島よしおが10日、ABCテレビ「news おかえり」に出演。自転車で走行しながら対向車線の車の前に飛び出す〝ひょっこり男〟が逮捕されたニュースにコメントした。

 先月15日、千葉県・柏市内の道路を自転車で走行中に、対向車線を走っていた車の前に飛び出して通行を妨害したとして、無職の成島明彦容疑者(36)が逮捕された。警察によると、柏市と我孫子市では今年に入って、こうした運転に関する110番通報が42件あったという。

 番組では、成島容疑者とみられる男が自転車でいきなり対向車線の車の前に「ひょっこり」飛び出す危険な映像を紹介。それを見た小島は「二度と自転車乗っちゃあダメだと思いますけどね。というぐらい、危ないことですし、そういう法律がないと反省の色もないですし」と渋い表情を見せた。

 続けて「もしかして矛盾してるかもしれないですけど」と前置きし「こういうことニュースでやんない方がいいかもしれないですね。こういうことでもしかしたら気持ちよくなっちゃってるかもしれないんで。難しい話ですけど、これが自分の中で武勇伝みたいになっているような気もしちゃうんで…」と私見を述べた。

 一方、弁護士の三輪記子氏は「罰を与える以外のケアを国でやっていかないと、こういう犯行は減らない。そこの認識をみんなで持つために報道はあると思う。ただ罰を与えればいいというだけでは終わりはない。その先、この人が社会に安全な人として帰って来るために、何をすればいいかというのを考えるきっかけになればいい」とニュースで扱う価値について見解を示した。